72年 東映動画が解雇を 始め、組合がロックアウトしたとウィキにあったが ロックアウトってなんですか

Question

72年
東映動画が解雇を
始め、組合がロックアウトしたとウィキにあったが
ロックアウトってなんですか

Answer 1

「職場封鎖」のこと。
会社側が社屋への出入を本当に禁じ、
社員が入ってこれないようにして、
労組の抵抗を封じた。

'72年8月、東映本社による東映動画の
苛烈な合理化方針により、大量の希望
退職者募集などが開始。東映動画労組
は激しく反発し、大規模な労働争議が
始まった。ロックアウトは、その中で
執られた手段。

東映動画上層部は、制作中のアニメの
資材・素材類を全て社外に運び出し、
非組合員の社員を登用すると同時に
管理職を現場の演出家として配置、
さらに作画を外受け会社に依拠する
割合を増やすなどして、事態に対処した。

労組社員たちは、本来のアニメの仕事を
させてもらえなくなった中、無関係の
バイトやアニメグッズ販売などで資金を
作り、闘争を続けた。

結局これが、'72年8月始めから12月下旬
まで、約5ヶ月の間続いた。最終的には
100名あまりの社員が解雇、東映動画の
スタジオの半分が東映本社に明け渡され、
社内は大規模な配置換えが行われた。

これが、後の東映動画の、海外含めた
外注依存といった、ああした作風に
結果的に繋がった…と言われている。