第1問の仕訳問題 第2問の帳簿関係の問題 第3問の試算表の作成問題 第4問の勘定記入の問題 第5問の精算表、財務諸表の作成問題 どれにしても根柢にあるのは仕訳の知識でしょう。 「簿記は仕訳に始まり仕訳に終わる」という言葉があるくらいですから仕訳の学習なしに簿記の学習は成立しないと思います。 このことから仕訳を捨てるという選択肢は必然的になくなると思います。 ◆以下参考 仕訳や勘定記入を考える際は次のような取引要素の関係を意識しながら考えると効率的に学習できると思います。 《借方要素》-《貸方要素》 資産の増加 - 資産の減少 負債の減少 - 負債の増加 純資産の減少 - 純資産の増加 収益の消滅 - 収益の発生 費用の発生 - 費用の消滅 【日商簿記3級に出てきそうな科目】 〔資産の科目〕 現金、普通預金、当座預金、受取手形、売掛金、有価証券、商品、繰越商品、消耗品、貸付金、手形貸付金、立替金、前払金、未収入金、前払費用(前払保険料、前払家賃、前払地代など)、未収収益(未収家賃、未収地代、未収利息など)、建物、備品、機械装置、車両運搬具、土地など 〔負債の科目〕 支払手形、買掛金、当座借越、借入金、手形借入金、預り金、前受金、未払金、前受収益(前受家賃、前受地代など)、未払費用(未払家賃、未払地代、未払利息など)など 〔純資産(資本)の科目〕 資本金など 〔収益の科目〕 売上、商品売買益、受取手数料、受取利息、受取配当金、有価証券利息、受取家賃、受取地代、有価証券売却益、雑益、固定資産売却益など 〔費用の科目〕 仕入、売上原価、給料、広告宣伝費、支払手数料、支払家賃、支払地代、旅費交通費、通信費、水道光熱費、保険料、消耗品費、修繕費、租税公課、貸倒引当金繰入、減価償却費、雑費、支払利息、手形売却損、有価証券売却損、雑損、固定資産売却損など 〔その他〕 現金過不足 当座 損益
仕訳ができないと、試算表・貸借対照表・損益計算書・精算表も書けません。 これは主催が日商であっても全経であっても全商であってもそれ以外の団体であっても同じ事です。 そして、試算表や貸借対照表・損益計算書・精算表は配点が高いので、その分 失点も高くなり、結果として合格できないという事にもつながります。 私自身 約30年前 初めて受験して不合格だった学生の頃には感じなかった事ですが、今年の2月に受験するって決めて最初に思ったのが「仕訳問題をしっかり解けるようにならないと合格できないな。」って事でした。 という位に仕訳問題が解けないと、手も足も出ないです。 なので、リベンジで受けた時には『時間がなくても、どんなに眠くても、1日4つ~5つ 仕訳問題を解こう。』って決めてました。 手帳ぐらいのサイズのノートと仕訳だけが載っているテキスト(私はTACのを使いましたが、決算整理仕訳まで載っていたのがよかったです。)を持ち歩き、バスの中など色々なところで時間があれば仕訳問題を解いていた程です。 文章で書いてあるテキストを使っても理解できなかったら、図が多いテキストも使うというのもありです。 (TACやLECでもそういうのが多く出ています。) とにかく、それぞれの勘定科目の意味がわからないと仕訳のための文章を読んでも理解できないし、正しい科目を使うという事もできませんよ。
はい。不可能です。
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