日商簿記検定1級の仕損費の計算で、度外視法、定点発生の場合、必ず、 進捗度無視の完成品と月末仕掛品の両者負担ですか？

Question

日商簿記検定1級の仕損費の計算で、度外視法、定点発生の場合、必ず、
進捗度無視の完成品と月末仕掛品の両者負担ですか？

Answer 1

一言で言えば、問題の指示に従います。
①原則として、完成品と期末仕掛品の両者に負担させる。
ただし、仕損が工程の終点で発生した場合には、期末仕掛品に負担させる必要がないのは、明確なので完成品のみに負担させる。
②度外視法の場合も非度外視法の場合と同じように期末仕掛品の進ちょく度と仕損の進ちょく度とを比較して判断する。
③保守主義により完成品のみに負担させる。←私の経験では、あまり試験には出題されたことがありません。

問題の指示に従うということですが、このことより度外視法は、原価計算基準の処理であって、簡便法としての取り扱いなので、定点発生と平均発生との差がなく処理できるという性質がよく出題されるとおもいますが。

Answer 2

どの時点で仕損が発生したかによります。ポイントは仕損が月末仕掛品より前に発生したか後に発生したかです。

月末仕掛品より前→両者負担

月末仕掛品より後→完成品のみ負担