看護師国家試験 必修の合格基準について

Question

看護師国家試験 必修の合格基準について必修問題の自己採点が40点ギリギリで合格した人について、ふと疑問に思ったことがあるので質問します。

もし不適切問題が1問あったとして、それに不正解し採点対象から除外されたとします。
その場合は39/49点となり正解率79.6…%で不合格になるということですか？

問題が不適切であったために正解することができなかった人、その救済措置のために採点除外があるのかな、と思ったのですが、これではかえってその人にとって悲しい結果になってしまいますよね…。なんだか可哀想です。

そこで、不適切問題がある場合の必修問題の合否判定について、詳しい方がおられましたら教えていただきたいです。
できれば不適切問題に正解した場合、不正解だった場合と両方の点数の計算方法についての解説をお願いします。回答よろしくお願いします。

Answer 1

・不適切問題を正答した場合はそのまま正解として扱われます。

・不適切問題を誤答した受験者に対しては採点対象から除外されます。除外されても80%以上の基準は変わりません

【不適切問題を誤答した場合の取り扱い】

不適切問題が１問あった→（40点 / 49問中）
不適切問題が２問あった→（39点 / 48問中）
となります。
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ご質問の例についてですが

・不適切問題が１問あった
・点数は40点であった
・不適切問題を誤答した

この場合は１問採点から除外され（40点 / 49問中）がクリア条件となります。

ですが、不適切問題を誤答していても他の問題で40点取れている。ということなので不適切問題の正誤に関係なく40点 / 49問中でクリアしています。

このように、40点取れていれば、不適切問題の有無・正誤に関係なくクリアします。

不適切問題が２問あり、39点の受験者には救済の可能性があります。

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・不適切問題が２問あった
・点数が39点であった
・不適切問題は２問とも正解した
不適切問題に正答しているので除外対象となりません。
40点 / 50問中の条件での判定となり不合格です。

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・不適切問題が２問あった
・点数が39点であった
・不適切問題は１問誤答した
この場合不適切問題１問が採点除外対象です。
40点 / 49問中の条件での判定となり不合格です。

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・不適切問題が２問あった
・点数が39点であった
・不適切問題は２問とも誤答した
この場合不適切問題２問が採点除外対象です。
39点 / 48問中の条件での判定となりクリアとなります。

【不適切問題があった場合の計算】

i)不適問題が１問だけだった→１問除外され全49問として計算されます。
全49問の80%＝39.2問→小数点以下切り上げで40問の正答が合格の条件となります。（40点 / 49問中）

不適切問題が２問あった→２問除外され、全48問として計算されます。
全48問の80%の38.4→小数点以下切り上げで39問の正答が条件となります。（39点 / 48問中）

以上は「問題として適切であるが、必修問題としては妥当でないため」
という理由で不適切問題となった場合についてだけです。

不適切問題には他にも
・設問に不適切があるため
・複数の正解があるため
・設問が不適切で正解が得られないため
・設問が不明確で複数の選択肢が正解と考えられるため
・選択肢に誤りがあり正解が得られないため。
などの理由があります。

理由によっては除外の条件が異なる場合もあります。これは厚生労働省の判断になります。