福祉学部で勉強している者です。 今、将来児童養護施設(または児童分野)で働くか迷っています。実習でとても楽しさやや…

Question

福祉学部で勉強している者です。

今、将来児童養護施設(または児童分野)で働くか迷っています。実習でとても楽しさややりがいを感じたのですが、それだけでやっていける職業ではないと承知しています。しかし、一般職で特にやりたい事がないので、それであればやりがいのある福祉職についた方が…と考えています。また、給料や休日などの現実的な面での心配もあります。

実際に児童養護施設に就職された方や、経験のある方、この仕事を選んで良かったことや後悔していること、なんでも良いので体験談を教えて下さい。
また、給料や休日、人間関係などの実情も教えていただけると嬉しいです。お願いします。

Answer 1

児童養護施設にて15年勤めている者です。
自分の経験や、先輩や後輩、同僚の様子からお伝えできることがあればと思い書かせてもらいます。

私はこの仕事を選んでよかったと思っています。大人の都合で狭められた子どもの可能性を、少しでも広げたいという思いでこの仕事を選びました。やりたいと思った仕事を続けることができています、この仕事を選んでの後悔はありません。
もちろん大変なことは山程あります。心身ともにストレス度の高い仕事です。簡単な仕事、楽な仕事に就きたい人には向きません。福祉学部で学ばれているのであれば、福祉の基本概念はご承知かと思います、相手の最善の利益の追求・・・決して自身の利益追求ではないのです。苦労があるからこそ、子どもの幸せや成長がとても大きな喜び、やりがいとなります。長く勤めていると既に成人した子どもたちとの付き合いも出てきます。出会った子どもたちのおかげで充実した人生になります。この仕事にしかない魅力です。

ただ、中途退職する人は少なくありません。仕事の過酷さそのものが退職理由になるというよりは、それによりその人自身が抱えている課題が浮き彫りになってしまい続けられなくなるようです。子ども時代の傷つき、親との関係、友人との関係・・・誰しもが抱えている人生の課題です。ですので、例えば虐待体験や激しいいじめ体験、親子関係の葛藤など、解決しきれていない大きな課題がある人にはこの仕事は向いていません。

給料は社会福祉法人であれば公務員に準すると思いますので安定しています。特別高給というほどではありませんが、きちんとボーナスも出ます。例えば今期は売り上げが悪いからボーナスは出ません、といった類のことはありません。様々な手当てや休日の状況は施設によりけりだと思いますので、各施設へ問い合わせるとよいと思います。
人間関係はどんな仕事についても多かれ少なかれ何かあるものです。自分自身が日頃からマナーをわきまえて感じよく人に接していれば、トラブルに巻き込まれるようなことはありません。

長文になり申し訳ありません。
ぜひ児童養護の世界に入ってみませんか？就職は一つのご縁だとも思います、素敵な職場とのご縁がありますようにお祈りしています。

Answer 2

私は塾講師を選びましたが、周りはみんな公務員にしろ、病院にしろ、養護施設にしろ、福祉職をえらんでいます。
現状は、悲惨です。
現に、施設で虐待が起こっていますよね？なぜだとおもいますか？虐待しようとして選ぶひとはいません。
そうなってしまうくらい心身参るんです。
それをまず覚悟してください。
良かったことはほとんどききません。
なぜなら、みんな意識が高くて、成功体験と同時に、責任感と、つぎの自分の課題がみえてしまうから。
それはすごくいいことだけど、潰れます。
そして、公務員の福祉職、地獄です。
公務員なのに終電…って言っています。
児童養護施設や児相は悲惨です。
「自分は大丈夫」という考えは、あるなら捨ててください。
バタバタ倒れていきます。そして転職したいと考えます。
仕事だと割り切ってしまえば子どもはかわいくありません。仕事だと割り切らなければ情が湧いてそれもしんどいでしょう。
そして、家庭訪問などで理不尽に叱られたり、上司にも認められない、そんな世界のようです。
やって良かったことといえば、みんな、自傷行為かのように身体をジムで鍛えていて、バッキバキの身体になっています。
人間関係は最悪のようです。同じ苦しみを味わうから仲良くなるのではなく、逆パターンが多いようです。
連携がうまくとれない、それを自分のせいにされても我慢、何も悪くないのに叱られても我慢。
給料は、児相は悪くないです。
養護施設はあまりよくないです。
休日は、あってないようなものです。研修があるからです。
やりがいも、自分の精神が削られてくるとなくなります。
それに耐えられるひと、日本を変えたいレベルまでの意識のある人ならなんとか耐えていけるのではないでしょうか。
気が弱ければ職員のサンドバッグです。
そんなお話しか数々の友達からはききません。