歯医者さん・歯科衛生士さん、どうして歯の専門家になろうと思ったのですか？

Question

歯医者さん・歯科衛生士さん、どうして歯の専門家になろうと思ったのですか？親が歯医者だから・・・という理由以外でお願いします。
友達に歯医者さんにお世話になったからと言う方がいましたが・・・この職業の魅力を教えてください。
全身見られる医師や看護師の方がいいのでは？と思ってしまいます。（医学部と歯学部では全然レベルも違うと思いますが）

Answer 1

小学１年生の頃から矯正をしていて、毎月歯医者さんに通っていたので、学校の先生に次いで身近な職業でした。
反対咬合で歯並びも悪かったけれど、最終的には綺麗な歯並びにしてもらって、凄いなあと思ったのが理由です。

高校生までにブラックジャックを読んでいたら、もしかしたら必死で勉強して医者を目指したかもしれませんが、残念ながら偏差値がとてもとても医学部には届きませんでした。

実際歯の勉強をしてみると、矯正に憧れて志したものの、虫歯、歯周病、口腔外科、入れ歯の治療…小さな口の中でも、専門分野は細分化されていて、ずいぶん奥の深い世界なんだな～と思います。
口と歯は、食べ物を食べるという役割だけでなく、表現する役割（笑顔や威嚇、発音にも関わります）もあり、人の生活の質に深く関わる器官だと、この職業に就いてからつくづく痛感しています。

口と歯の状態ひとつで、その人の人生すら変わる。大げさではなく、本当にそう思います。

私は欠損補綴という、ブリッジや入れ歯などを専門としています。
入れ歯があわなくて困っていたけれど食べられるものが増えたとか、寝たきりのご老人が、死ぬ前に美味しい物を食べたいとか、歯が汚いから人前で口を開けて笑えなかったけれど笑えるようになりましたとか…
患者さんに喜んでもらえると、私まで嬉しくなります。

難しいことも多いし、世間のイメージとはかけ離れてお金にはならないし、仕事も大変ですし、辛いことも多いですが。
そういうところが歯の仕事の魅力かな。と思います。