他の回答者さんがたくさん書かれてますので26年ほど前にアニメーターだった者の思い出話しを… 私は幼い頃からアニメが好きで小学低学年の頃、風邪で声が出せなくなりました。何度も声が出せなくなるので声優は「向いてない」とキッパリ諦めて、同じ様に絵を描くことが好きだったのでアニメーター1本に絞りました。 いくら昔でも雑誌などでアニメーターの情報は伝わります。 田舎暮らしでしたからアニメーターになるには家を出なければならない。 長男でしたから家族は当然反対。 私も諦めかけていたところへ クラスメイトがアニメーターになる と宣言。 自分より画力が劣るクラスメイトがアニメーターとして大成してしまって…アニメーターを諦め 好きでもない仕事に噛り付き、親の介護だけの為に生き続ける自分 を想像したら… 「何故 あの時挑戦しなかったのか!?」と悔やむ気持ちで余生を過ごすにはあまりにも腹立たしい と思って挑戦しました。 クラスメイトは新聞奨学生を利用して専門学校に通うことを考えていたので、私も便乗というか平等というか、あとで比較されて恥ずかしくないように私も同じ様に新聞配達をしながら学校に通いました。 新聞奨学生というのは働き手の少ない配達員を集める為に新聞社が学費を補助する制度です。学校(学費)により様々で全額支払ってくれないこともあります。 新聞奨学生としての対偶は朝の配達が…折込チラシを新聞にセットして配達の件数が350件ほど時間で3時間半。 学校から帰って夕刊の配達が2時間ほど、翌日の折込チラシの準備で1時間前後。 学生用の個室が用意されてはいましたが、私が配属された専売所は… 1人3畳に満たない エアコンもない部屋。トイレは共同、風呂はなし。 給料は6万ちょっとで賄いの食事代で25500円が引かれますので 手取りで4万はありませんでした。 一緒に配属されたクラスメイトは食事の面でトラブルを起こし、1年で他の専売所に移りました。 この行動力には凄いとは思いましたけど、初めは不満 言ってなかったんですよ。私は言ってましたけど… クラスメイトは学校も休みがちになって卒業する前には 「親の面倒みなくちゃいけないからアニメーターは諦めた」と。 私はとにかくガンダムがやれそうなスタジオを選んでアニメーターにはなりました。 しかし、スタジオに入っても直ぐに仕事はさせて貰えません。 学校は卒業出来ても現場に合わせた調整が必要なので 私の場合は一週間トレースの練習。 隣の席の人は画力が認められず3ヶ月も練習。 それに比べたら優秀なほうだったとは思います。 最初の仕事はパトレイバーの新OVAの動画。 動画とはいっても3秒ほどの動かない静止画。慣れた人でも2時間くらいかかる割の合わない仕事でしたが新人の練習には最適。 出来高ですのでたくさんの枚数を描かなければ稼げないのですが、都合よく稼げる仕事ばかりとは限りません。儲かる仕事はスタジオの先輩たちが抑えてしまうので新人には手間の掛かる仕事ばかりです。 パトレイバーの仕事は4時間ほどで出来ましたけど「練習だから…」とリテイク。 サンライズの仕事では1枚描くのに2日半掛かったのもあります。 クオリティが平等であればひと月300枚くらいは新人でも描けるのですが、新人の間は手間の掛かる仕事ばかり押し付けられますね。初任給は3000円! 私の場合は家賃3.5万のアパートに住んでいたので無理して腱鞘炎になってしまい、8ヶ月で預金も0 親は支援してくれなかったのでアルバイトする為にスタジオを離れました。 アルバイトは建設現場での掃除や雑用。 作画の勉強になると思ってやっていました。 バブル崩壊のアオリで仕事も少なく、干され気味で一向に預金が増えない。 社長にアニメーターとの両立を相談したところ 嫌がらせに仕事が全く貰えなくなってしまいました。 ゼネコンとの約束「次の現場には私を派遣させること」を反故にして「景気が悪いので仕事がありません」とか… 不審に思った同僚が連絡してきて社長の嫌がらせというか人件費の削減が発覚。 新しく採用した人の給料を低く約束できたので、私が開拓した仕事を流用した。 頭に来たんで「仕事がないんなら他でやる」と辞めちゃいました。そのままアニメーターには戻ってません。
残業なんてないよ。 やった分だけお金貰ってるだけだから。 時間の縛りもないし。 私の初給料2000円以下でした! 仕事に慣れてないのと、 手が遅いのと、 やる気がないのと、 アルバイトをしている という理由は色々あるけど、最初はほんとに少ない。 作品によって金額変わってくるし、 会社によって取り分も変わってくるし、 その辺はなんとも言えないなぁ。 動画マンは頑張れば5~6万は稼げるって聞くけど私はまだそんなに稼げないから、バイトしてる。 あなたの親御さんは、あなたがアニメーターになった時に援助してくれる? 最初は親の援助がなきゃ、やっていけないよ。
アニメータになってからの一生の苦労を考えると、アニメータにならないために数年苦労する方がよっぽど楽ってくらい、大変なことになるのは間違いない。 アニメータに、「中卒」とか「高校中退」って入れても同じ意味になる。
アニメーターが最初にやるのは動画です。 動画は完全出来高制度です。 一枚120~230円です。 頑張って月に300枚。大体六万ですね。 最初の数ヶ月は殆ど二~三万しか稼げません。 生活していけません。 東京に実家があるか、充分な仕送りを貰えるか、貯金がある人は生き残っていけます。充分に準備しておかなかった人から脱落していきます。 会社規定も会社によってバラバラです。 最初の3ヶ月~半年間だけ固定給を出してる会社もあるし、年間で十万以下の保証金を出してるとこもあるそうです。 毎月十万前後の固定給を出してる会社もわずかに有りますが、大体どこも出来高制ですね。 ここを乗り切らないと原画に上がれません。 アニメーターになるならしっかり準備しておくことです。 ちなみに大学進学などで奨学金を使った場合でもアニメーターにはなれますよ。 私が入った会社は毎月十万の固定給が保証されていたので、先輩は奨学金を返済してました。 ただし実家暮らしで月に五百枚~八百枚動画を描いていたそうです。 多分借入金も満額ではないでしょうしね。 今は監督になってます。 アニメーターから監督を目指すなら大学で学んだ方が見識を深める上で良いでしょうね。
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