解決済み
償却原価法の利息法について。 https://cpa-net.jp/cpa-14-08-41-3.html 上記ブログが比較的わかりやすかったのでこれに沿って質問です。1利息法とは、帳簿価額に実効利子率をかけて計算された金額にクーポン利率分の利子を引いた金額分を帳簿価額に含めていくと最終的に額面金額になるということですか? 2「実効利子率とは、その利子率により利息法で計算していくと、弁済期または償還期には、金融資産または金融負債の帳簿価額が額面金額になるような実質的な利子率。」「つまり、上記のクーポン利息で「年300」と額面金額と取得価額の差額である「700」儲るとして実効利子率とはこの両方を勘案した利率ということになります。」とありますが、クーポン利息分と金利調整差額分を加味したような率ということですよね?これがよくわかりません・・。そもそもどうやって実効利子率を求めるのだろうとも思います。 2クーポン利率分を引く理由がわからないです。金利調整差額分に利回りを考慮するだけでクーポン利息は無視してはいけない理由とは?クーポン利息と金利調整は全く別物だと思っていたのですが・・・・。(ごちゃごちゃ考えず、利息法とは実効利子率がそもそもクーポン利率と金利調整分を加味しているから。ってことなのでしょうか。) 説明下手ですみません。回答よろしくお願いします。
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簿記の実効利子率とは、一般的には最終利回り(以下、利回り)と呼ばれます。 平たくいうと預けたお金が増えていく割合のことです。 一方、クーポン利率(表面利率)は何かというと、その預けたお金を取り崩して、手元に引き出す割合のことです。 何に対する割合かというと額面金額に対する割合です。 銀行に預金する場合、"利率"というとお金が増えていく割合のことですが、債券の場合、それとは違って取り崩す割合のことなんです。 一般的な債券の場合、額面金額は決まっています。 それに対して時価は変化しますが、この時価はどう決まるかというと額面金額と残期間と利回りで決まり、将来のキャッシュフロー(クーポン利息と満期償還額)の割引現在価値を合計して算出します。 お金が増えていく割合である利回りが5%なら、今、10円預けたら一年後には10円×1.05=10.5円になります。 逆に考えると、一年後に10円もらうは、今、10円÷1.05だけ預ければいいことになります。 二年後に10円もらうには、今、10円÷1.05÷1.05だけ預ければいいことになります。 三年後に110円もらうには、今、110円÷1.05÷1.05÷1.05だけ預ければいいことになります。 もし額面100円でクーポン利率が10%(年1回払い)、残期間3年で、利回り5%の債券があるとしたら、その時価はこれら3年分の預入額の合算に等しいことになります。 すなわち、10円÷1.05+10円÷1.05÷1.05+110円÷1.05÷1.05÷1.05=113.62円がこの債券の時価になります。 この113.62円の時価の妥当性を確認してみます。 お金の増えていく割合である利回りが5%ですから、113.62円は一年後に119.30円(=10円+10円÷1.05+110円÷1.05÷1.05)になります。 取り崩しの割合であるクーポン利率が10%ですから、そこから10円取り崩すと残高は109.30円(=10円÷1.05+110円÷1.05÷1.05)になります。 次の一年でそれが5%増えて114.77円(=10円+110円÷1.05)になり、そこから10円取り崩すと104.77円(=110円÷1.05)になります。 次の一年でそれが5%増えて110円になり、最後にそれを引き出すということになります。 債券というのは額面金額と時価と残期間があって、そこから利回りが決まるのではなく、実際は利回りと額面金額と残期間が先にあって、そこから時価が決まるものなのです。 こう考えると、帳簿価額(時価、あるいは発行価格)が最終的に額面金額に一致し、一致させるための利子率が利回り(実効利子率)なのは至極、当然なんです。 説明自体が逆向きになっているのです。 でも、額面金額と時価と残期間が先に分かっているとき、そこに潜む利回り(実効利子率)はどれくらいだろうと知りたくなりますが、それは解析的には求まらない、すなわち普通の電卓では計算できるようなものではなく、Excelでも使わなければ計算できません。 だから簿記では最初から実効利子率が与えられるのです。 蛇足ですが、債券の利回りはどう決まるかというと、リスクがないと考えられる国債の利回りに、その債券の発行体のリスク分をリスクプレミアムとして上乗せするかたちで決められます。
1. おっしゃるとおり、満期日に帳簿価額は額面 金額になります。 簿記のテキストには、利払日ごとの償却額と償却 原価の金額を一覧表にしたものが載っています。 2.実効利率は発行者側の社債と所有者側の債券の いずれも同じことですが、将来支払われる、また は受け取る利息および元金の金額をその支払日ご とにそれぞれある利率で現在価値に割引計算した 合計金額が社債の発行価額または債券の取得価額 に一致する利率です。 これは、定期のクーポン利息および満期日の額面 差額を一体として考慮した利率です。 3.これもおっしゃるとおりで、クーポン利息と実 効利息の差額は、結局満期日に支払われまたは受 け取る発行差額または取得差額になっていくとい うことになります。 たいへんおおざっぱな内容ですが。
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