SE（システムエンジニア）についての問い合わせです。 入社し、システムエンジニアになる場合、学部・専攻は問わず・・…

Question

SE（システムエンジニア）についての問い合わせです。

入社し、システムエンジニアになる場合、学部・専攻は問わず・・・ということですが。理工学部電子システム学科卒の新入社員と、文学部人文学科史学科専攻の新入社員のレベルは、変わらないのでしょうか？。

まあ、『機械オタク』の人が存在するので、どの学部・専攻でも、関係ないような気もしますが・・・。

Answer 1

東証一部のIT系でコンサルの仕事をしています。
私はSE職ではないです（一時SE課にもいました）が、文学部出身でITコンサルの仕事をしています。

一口にSEといっても、いろいろな役割があるんですよ。
コアな部分の開発に近ければ近いほど理系の論理的な考えが必要になります、顧客につかければ近いほど、全体的な能力が必要になります。

例えば、ある企業になんらかのシステムを導入する時のことを考えてみましょう。
顧客はITについては素人です。大企業の情シス部門でない限りはね。
総務課の人が「パソコンに少し詳しい」という理由だけで、会社全体のシステムの担当をしているなんて普通です。
そういう顧客を相手に理詰めでは商談にはなりませんし、受注には至りません。
顧客は曖昧な話しかしませんので、それを汲み取って適切な提案をする必要があります。こういうのは文系の方が得意ですね。
あと、営業のブレーキの役割も必要です。
営業は注文欲しさに突っ走ろうとします。それをいかに抑えてコントルーツするか。この辺りも文系の方が得意です。

機械オタク・・・というか、営業なんかですと、自称パソコン好きという人に限って売れないということはよくあります。
自分の興味や最新技術などを振り回すだけで、顧客の意図がまるでわかっていないということはよくあるんですよ。

単純にITの知識や論理的なプログラミングであれば理系の方が上に決まっています。
が、仕事として考えた場合、それだけではないのです。
高度な技術や最新の技術を駆使したシステムより、より安定性を求めるのが顧客ですので。

ちなみに単純に技術だけを見ると、一番優秀なのは高専卒業生ですね。
ま、初めにも書いた通り、レベル云々ではなく、それぞれの役割があるんですよ。

Answer 2

業界で10年以上のキャリアの者です。

>学部・専攻は問わず・・・ということですが。

「非情報系理系や文系にも門戸は開いている」ということを、「非情報系理系や文系が、情報系と同条件」という意味に勘違いして捉えるのは危険です。
私の会社同期で言うと以下のように卒業学部別で偏差値に差がつきます。
・情報系理系：MARCHクラス卒
・非情報系理系：有名国公立卒
・文系：旧帝大卒

>理工学部電子システム学科卒の新入社員と、
>文学部人文学科史学科専攻の新入社員のレベルは、
>変わらないのでしょうか？

はっきり言いますと同じ会社に入って来た人だと、上記は「統計的に見て」大した差にならないと思います。
なぜなら、先ほど申しましたように文学部人文学科史学科専攻の人は旧帝大卒で、理工学部電子システム学科卒はMARCH卒だったりするからです。
しかし、ミクロな視点で見ると、個人差が非常に大きいので上記さえも当てになりません。

>まあ、『機械オタク』の人が存在するので、
>どの学部・専攻でも、関係ないような気もしますが・・・。

私も文系卒ですが、この年齢まで働けているので「何とかなるものだよ」という発言が出来るでしょう。
しかし、文系の人の方が早々と会社を辞める率が高いのも事実です。
偏差値的に言えば格下の会社に入ったのに、自分より偏差値が低い人と同格かそれより低い待遇と言うのが耐えられない人が多いということも有るのではないかと思います。

Answer 3

経験不用のSEは「お客様対応要員です」自社の製品（システム）の特徴を理解し、製品やシステムと共にクライアントに派遣され、クライアントの要望について「それはOK、それはできない、これは金かければできる」と言う風に判別します。言ってみれば「弾除け」のような存在です。ちょっとしたマクロの作成とかで済むような要望はSE自身でも対応します。
一方、専門教育を受けたSEはインフラ、システムの導入要員としてクライアントに派遣され、地下の冷されたサーバールームに閉じこもって頑張ります。