障害者雇用で働いている弟が女子社員のパワハラや陰口で強いストレスにより、強い耳鳴りで片方の耳がよく聞こえなくなったり、眠…

Question

障害者雇用で働いている弟が女子社員のパワハラや陰口で強いストレスにより、強い耳鳴りで片方の耳がよく聞こえなくなったり、眠れなくなったり、頭痛などの支障が出ています。相談役の上司に言っても彼女らの言い分ばかりとおり、反対に業務に「支障が出た」といわれました。幸い人事に相談したところ真摯な対応をとってくれるようで、加害者は移動させられるそうです。弟は医者から休職を勧められていますが、そのばあい、休職により、収入が減ったりすることがあるのでしょうか、また、労災を申請することは可能でしょうか？他になにか家族にできることはありますか？

Answer 1

＞休職により、収入が減ったりすることがあるのでしょうか

通常、休職期間中は働いていないので給与が出ることはありません。ノーワークノーペイの原則により、100％無くなります。逆に社会保険料などを会社に納める必要があります。

＞労災を申請することは可能でしょうか

申請は自由が、認定されるかどうかはその原因の「程度の大きさ」とそれを証明する「証拠」次第です。結果が出るまでに半年～1年、この間はなんの保証もありません。

また弟さんが自分で対応できなければ（長時間の聞き取りの取り調べが数回あり、これはその本人が対応しなければなりません。何人も同席は許されません）、相当難しいものとなります。

パワハラ的な労災には録音などの証拠、あるいは同僚の証言を得るなど物的証拠を揃えるという高いハードルがあります。「言うだけ、訴えるだけ」では、たとえ自殺をしていてもまず認定はされません。

また弟さんの障害が仮に精神障害なら「そもそもの障害の延長（いわば持病持ち）」のように判定されるだろうし、知的障害なら発言自体が証拠になりません。

このあたりを考えて行動される事をお勧めします。