・公安部は国家の安全を脅かす事案に対処する部署で国際テロリストの他にも、極左暴力集団、極右団体、カルト宗教団体、他国工作員、学生団体...等の組織的で政治性の高い公共の安全を脅かす団体の監視・捜査を行なっています。 「刑事部」「交通部」のように独立して「公安部」があるのは警視庁のみで、他の都道府県警察には警備部の中に「公安課」や「外事課」があったり、警察署の警備課に「公安係」や「外事係」あったります。 警視庁にだけ独立して公安部があるのは、日本の政治の中心であり日本共産党本部や各国大使館等の公安捜査の対象となる拠点が存在するためです。 ・機動隊とは警備部に属する部隊です。 警備部とは公共の安全と秩序を守ることを目的とした部署です。機動隊の他にも警備部にはSATやSP、警察のレスキュー隊や爆発物対処部隊などが属しています。 その中で機動隊は一般の警察官では対処できない、暴動や集団犯罪、規模の大きい警備などに対処します。 ニュース映像でデモの時や暴力団施設への家宅捜索のときにヘルメットと盾で武装している警察官が映ることがありますが、あの人たちが機動隊です。 他にも花火大会やハロウィン、ワールドカップ等のイベントで警備をしている人達も機動隊で、一時期話題になった「DJポリス」も機動隊員です。 また、沖縄の基地問題で基地に反対する市民に対処しているのも機動隊の人達です。 ・SATは「警備部」に属する対テロ部隊で、正式には「警備部特殊部隊」と言います。 元々はダッカ日航機ハイジャック事件を教訓に設立された警視庁機動隊特科中隊と大阪府警機動隊零中隊という対ハイジャック部隊が発展したもので、現在は機動隊からは独立した部隊になっています。 現在SATが配置されているのは警視庁、大阪府警、神奈川県警、北海道警、千葉県警、愛知県警、福岡県警、沖縄県警の8都道府県警で、それぞれ国際空港や重要防護施設、米軍関連施設等がある県に設置されています。 その他の各都道府県には機動隊に「銃器対策部隊」が置かれており、銃器が使われた事件に対処し他県からSATが到着するまでの初動対応、SATが到着してからはSATの支援を行います。 また、埼玉県警は独自にRATSという対テロ特殊部隊を機動隊に設立しています。 SATと機動隊の違いは機動隊は暴動などに対処するのに対し、SATはテロリストやハイジャックに対処する点です。そのため機動隊員は銃を常備していませんが(銃器対策部隊は例外)、SATはサブマシンガンや自動小銃で武装しています。 ・SITは「刑事部」に属する部隊で、正式には「刑事部特殊犯捜査係」と言います。 SITは刑事事件の中でも誘拐や人質事件、立てこもり、振り込め詐欺等の特殊な犯罪に対処します SITと聞いてイメージするのは黒ずくめの特殊部隊だと思いますが、SITの仕事はそれだけではなく事件の捜査や犯人との交渉(ネゴシーエーション)も行います。 特殊犯捜査係は各都道府県警に置かれており大阪府警ではMAAT、千葉県警ではART等と呼称が違う都道府県もあります。ただし、警視庁と大阪府警以外の都道府県警の特殊犯捜査係の規模はあまり大きくないようです。 SATとの違いはSATがテロやハイジャック等の警備事案に対処するのに対しSITは立てこもりなどの刑事事件に対処することです。(例外的にSATが刑事事件に出動したこともありますが)そのため運用構想も違い、SITは「犯人は確保する、射撃は最終手段」というのが目的なのに対し、SATは「治安の回復が最優先、犯人射殺も辞さない」という構想のようです。
公安部は、全国の県警に所属しています。 (警視庁公安部は、5000人の捜査官が在籍) 機動隊は、各県警の警備部に所属します。 要人警護・警備や暴動の鎮圧を行います。
・独立した「公安部」を設置しているのは 警視庁(東京)くらいと思われます・・・ 他の県では「警備部」の傘下に「公安課(係)」を設置しているのが一般的です。(各・公式HPに組織図が公開されているはずです) ・SAT は機動隊と被ります(警備部所属) 北海道、警視庁、神奈川、愛知、大阪、福岡、沖縄、で編制されているようです(wiki 参照) ただし、左記以外の県でも各機動隊に「ミニ・SAT」的な中隊は編制しているはずです。 ・SIT は機動隊とは被りません(刑事部所属) ・機動隊は基本、集団力をもって警備をする部隊です。警視庁の場合その他に、官邸、国会、各国大使館、等の常駐警戒があります。また年末には集団警ら(地域部)、暴走族対策(交通部)、ひったくり対策(刑事部)等、他の部署へ応援派遣される場合も多々あります。
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