化粧品工場にも仕事の内容によって求められる衛生管理レベルはさまざまです。 一番厳しいのは中身の製造現場。とくに防腐剤不使用の化粧品など腐りやすい商品の製造が行われる場合には前室で作業着を脱いで現場内専用の作業着・マスク・帽子(どれも外に持ち出さない)に着替えて、手洗いしてから手袋をして全身をカバー。現場に入場したあとも作業中にまめにエタノール殺菌。使用する原料などもダンボールは作業前室で解体してホコリや雑菌を持ち込まないようにして作業場に運び込みます。 中身を容器に充填する充填工程では、中身がパイプラインを通って充填されるので製造現場よりは多少ゆるくなります。さらに充填したものを紙箱などに詰める梱包工程では雑菌に対する防護は不要で、髪の毛などの目立つゴミがつかないような衛生管理が求められます。 箱詰めが終わったあとの倉庫管理や出荷管理ではゴミや傷がつかないように注意するような管理が行われます。
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