現役の消防官です。 消防の仕事には大きく分けて2つあります。 まず、みんながよく知っている消防車や救急車に乗り組んで出動する交代制部門。 もう1つは事業所の指導をしたり、総務的な仕事をする日勤部門です。 交代制部門は消防本部にもよりますが、朝8〜9時に交代して、24時間職場に詰めて災害出動に備えます。 24時間のうち、だいたい8時間は夜の仮眠を含めた休憩になります。 火災などの出動がなければ、訓練をしたり、出動した事案の内容を記録したり、体力トレーニングをしたりします。 交代制でも、事務仕事が結構あるんですよ。 交代制は基本的に勤務の翌日は「非番」といって「勤務した日とみなす」ことになっています。これは、普通の仕事の人が一日(24時間)の間に8時間の勤務が基本なのに対して、消防などの交代制は16時間勤務(普通の人の2日分)するからです。 で、泊まりの日(当番)、非番と来て、その次が休日になります。 当番、非番、休日を繰り返して(たまに変則がありますが)、週休2日を確保します。 日勤部門は、予防と総務に分かれます。 予防は事業所(会社などですね)の建物に設置しなければならない消防用設備がきちんと設置されて、点検がされているか、火気の管理はきちんとできているかなどを定期的に立入検査してチェックします。 消防用設備というのは、学校の廊下に設置されている消火器、屋内消火栓や自動火災報知設備(非常ベル)などがあります。 大きなホテルやデパートなどでは、スプリンクラーなどがあったりしますね。 この他に、みなさんの住む自治会や小学校、幼稚園などへ防火の指導をしに行ったりもします。 総務は、消防署で必要な物品を買ったり、職員の給料計算(残業手当の計算)などをします。 日勤部門は、朝から夕方までの仕事で、土日と祝日が休みです。 残業(時間外勤務)は、どの部署でもありますが、その辺りは追い追い勉強してください。 年次有給休暇(有給)は、基本的に年20日与えられ、使わなかった有給は、最大20日まで翌年度に繰越せますので、最大40日まで保有できます。 これに、一般企業の「盆休み」に代わる夏期休暇というのも、3〜5日あります。 ざっと書くと、こんな感じですね。
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忙しさは勤務する消防署の地域で変わります。 勤務体系についてはほぼ↓の方が仰っている通りです。 ある程度大きいところだと予防業務は専門の部署がやっていたりします。 忙しさについては 田舎の平和な地域であれば丸一日、筋トレと事務仕事だけで仕事が終わり、非番の日に呼び出されることもありません。 しかし、都心部など忙しいところだと勤務中ひっきりなしに出動して仮眠している暇もなく、非番も毎回呼び出されてほとんど休めないところがところもあります。 東京、横浜は全国でもかなり忙しい部類だときいたことがあります。
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