簿記とはどういう内容なんですか？

Question

簿記とはどういう内容なんですか？

Answer 1

◆簿記について
簿記とは、企業が行った様々な経営上の活動等を、記録・計算、整理し、利害関係者(株主や投資家、債権者、経営者等)に報告するために必要になる技術の総称です。
したがって簿記の目的は日々の活動を報告できるような形にまとめあげることにあると言えるでしょう。
（その報告手段の1つが損益計算書や貸借対照表などの財務諸表になります。）

なお、日商簿記3級で学ぶ内容については次のページが参考になると思います。

犬でもわかる！無料簿記講座
http://inuboki.com/nyuumon/nyuumon_mokuji.html
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Answer 2

１つの（簿記上での）取引を、資産などの増減や増減の原因などの２つに分けて記録し、計算、整理、報告する、という内容です。

①取引の分解
上記のように取引を資産等の増減と、その原因（収益・費用といいます）に分けます。

②取引の記録
①の内容で同じ金額を2か所（簿記用語で借方・貸方と言います）に記入します。

①②を会計期間（例えば４／１～３／３１の１年間など）において続けます。

会計期間終了後に次のことを行います。（決算と言います）

③確認
②で2か所に分けた金額を合計します。
同じ金額を書いているので、どちらの合計も同じになるはずです。
もし違っていれば、記録ミスがあると、判断できます。

④集計
③で記録ミスがないことを確認してから、今度は各項目（現金や売上など）ごとに集計し、最終的な金額を計算します。

⑤整理
④で集計した各項目の金額を、その性質（資産等と増減の原因）別に分け、整理する。
資産等を記録した表を貸借対照表、増減の原因を記録した表を損益計算書と言います。

⑥報告
⑤で整理した表により、利益（または損失）を計算し、利害関係者（社長や株主や税務署・銀行など）に報告します。