☆保育士の資格を取得する方法は、大きく分けて2つあります。 ア)保育士国家試験を受験し合格する ※合格率は、毎年「4~17%くらい」と、かなりの難関試験。 (10人受験したうち、合格するのは1~2人という感じの試験) →ですから、全科目、合格できるまで何年かかるかわかりません。 ※保育園や児童福祉施設での校外実習合計6週間は全て免除となり、不要です。 →ただし、筆記試験に「保育実習理論」という科目があり、 実習に行ったのと、ほぼ同等の内容の問題が出題されます。 ※幼稚園免許所持者が、保育士国家試験を受験する場合は、 「保育の心理学」「教育原理」「実技試験」の受験が免除されます。 ☆ユーキャンなどの「保育士国家試験対策通信講座」や 東京アカデミーなどの「保育士国家試験対策講座(通学)」は、 <<<保育士国家試験の受験勉強をすることが目的の講座です>>> →そのため、こういった講座での学習を終えただけで、保育士資格の取得は不可能。 保育士国家試験の受験と合格が必要です。 毎年8月に、一次の筆記試験(保育原理、社会的養護、児童家庭福祉、社会福祉、子どもの保健、子どもの食と栄養、保育実習理論)が実施されます。 <メリット> ・合格した科目は、3年間有効。 →そのため、その間に不合格となった科目を追加合格すれば、保育士資格を取得出来ます。 <デメリット> ・3年かかっても、一部の科目が不合格になってしまった場合、 合格していた科目のうち、3年経過した科目については全て無効となってしまいますので、 また受け直さなければなりません。 ・合格率が、毎年4~17%くらいのため、 全科目、合格して、保育士資格を取得できるまで、 何年かかるかわかりません。 イ)大学、短大、専門学校の保育系の学科に進学し、卒業する 大学、短大、専門学校(通信制大学・短大を含む)で、 厚生労働省が、「保育士必修科目」として指定した71単位(保育園と児童福祉施設での校外実習:合計7単位6週間を含む)を全て修得し、 大学、短大、専門学校を卒業すれば、 保育士国家試験の受験が免除されるので、 誰でも保育士資格を取得することが可能。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8C%87%E5%AE%9A%E4%BF%9D%E8%82%B2%E5%A3%AB%E9%A4%8A%E6%88%90%E6%96%BD%E8%A8%AD ☆幼稚園免許の教職課程カリキュラムは、文部科学省が認定しています。 ☆保育士資格の養成カリキュラムは、厚生労働省が認定しています。 →そういったこともあり、 イの場合、履修免除制度などが、一切ないため、 幼稚園免許をお持ちの方が、 大学、短大、専門学校(通信制大学・短大を含む)で、必要な単位を修得して、保育士資格を取得する場合であっても、 保育園と児童福祉施設での校外実習(合計7単位6週間)を含む、71単位全て修得したうえで、 大学、短大、専門学校(通信制大学・短大を含む)を卒業しなければ、 保育士資格を取得することができません。
幼稚園教諭として3年以上所定の時間勤務経験があれば、特例制度に該当します。 該当しなければ、幼稚園教諭免許を持っている方の免除科目についてをご覧になり、科目等履修などにより残りの科目を取得すれば良いと思います。 https://www.hoyokyo.or.jp/exam/qa/k_license.html 対象の学校は一覧が掲載されていますので、ご確認ください。 対象になっている学校に通信制度があれば可能と思います。
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