獣医師という職と進路について。

Question

獣医師という職と進路について。今、進路に悩んでいます。獣医師になりたいと考えているのですが、牛や馬などの家畜の治療をする獣医さんと、民間の動物病院で犬猫の治療をする獣医さんだと、どれ位の違いがあるのでしょうか？

1.大学の獣医学部卒業後の進路
獣医の国家試験は、家畜系か犬猫系で種類がちがうのでしょうか？

2.犬猫系の獣医さんは国家試験に合格したあと、動物病院に就職するのだと思いますが、家畜系の獣医さんはどこに就職するのでしょうか？

3.家畜系の獣医さんは北海道など、家畜が多いところにお住まいなのでしょうか？

4.犬猫などのペットと家畜、両方の治療をする方もいらっしゃるのでしょうか？

5.お給料などはどれ位差がでるのでしょうか？

質問の数が多くなってしまい、申し訳ないのですが、少しでもいいので教えていただきたいです。
よろしくお願いします。

Answer 1

小動物臨床獣医師をやっています。わかる範囲でお答えしますね。

①国家試験は卒後の進路に関わらず、みんな同じ試験です。

②家畜系(大動物)の場合、各地域の農済や公務員となる場合が多いです。公務員の場合は大動物とも小動物とも言えないかもしれませんが…

③北海道に限らず、全国で募集があります。特に畜産の盛んな県で農済の募集は多いです。

④離島の獣医師は家畜メインで小動物も対応するという方もいるようです。決して数は多くはないです。

⑤大動物系や公務員の方が一般的に高給、もしくは安定しています。小動物の場合は開業しなければ一般のサラリーマンとあまり変わりはありません。病院によっては時給換算するとコンビニと変わらないようなこともあります。

あくまで私の感覚ですが、獣医学科に入学当初は7〜8割くらいは小動物志望なのですが、卒業する頃には待遇面などの現実をみて3〜4割ほどに減ります。
さらに卒後3年経つと小動物臨床を続ける人はさらにその半分に減り、だいたいが公務員へ流れることが多いです。