解決済み
医師が今後過剰になったら無職の医師が出てきますか?それとも交代制などで1人あたりの給料が安くなったり時間が減ったりしますか? 海外の医者になったり国境無き医師団になりますか? 僕はある程度の収入と自分の存在を意義が見出せるなら精神科医になりたいです。 21歳私立大学理系3年、正直ネームバリューだけに惹かれて高額な金を出して入ったのが馬鹿だと感じました。 30歳までに研修医になれるのなら、1.2.3年かけてでも国立医学部のために勉強して、真面目に医学を勉強して医者になりたいです。 よっぽどその方が自分の存在の意味が出てくるし、うつや発達障害で困ってる人をサポートしたいです。 果たして頑張った先に見える未来は無職なのでしょうか。国試合格したら職には就けるのでしょうか。
医療従事者が回答してくれるとなお嬉しいです。
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過剰な医師は出てきます。厚労省はこのことについてちゃんと会議を行い公表しています。http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-isei.html?tid=318654 この中間取りまとめを読めば、2024年に供給が需要をオーバーする、医師あまりの状態となります。 診療科偏在についてはまだ結論は出ていませんが、少なくとも精神科では供給オーバーはすでに起こっており、これが聖マリアンナ医大などで起こった精神保健指定医の資格を不正取得事件の原因のひとつだと思います。 医師あまりというか偏在の対策として、 ・医学部の定員を減らす(地域枠の意味を検討する) ・専門医と総合医を分けて、専門医の枠を地域ごとに決めていく ・病院の機能分化を進め、そこに必要な医師数を定めていく ・研究、創薬分野にも医師を振り向ける ・それでもダメなら自由標榜制を見直す などが案として出てはいます。 医学部の定員減以外は、日本医師会が首を縦に振らないことばかりですが、これから医学部に行こうとしていく人は、これらの国の動きには注視していくべきです。 余った医師がどうなるかは、医療関係者でもわかりません。現状は余った医者は、美容外科医などになってますね。形成外科を経由しないで美容外科を開業している医者の多くは、医局などの医師社会に適合できなかった人たちです。
なるほど:3
>無職の医師が出てきますか? 国の言う「医師過剰」と現場で言う医師過剰が全く同じではないということを最初に確認する必要があります。 質問者がいうように >交代制などで1人あたりの給料が安くなったり時間が減ったり というのは現状の違法労働を改善するという意味合いでもあるんです。本来の医師過剰状態というのはこれら違法労働排除してもなお医師があまり労働力として過剰となることを言うべきですが、kenkohoushi2008さんが参考としてあげた国の諮問による「医師過剰」はこうしたところまで進んでの過剰ではなく、単に医療財源とベッド配分から見た医師過剰であるということを知ってください。現状、裁判所は医師の違法労働状態についてはこれを是正すると国が亡ぶという観点から、医師本人が訴え出た場合にのみ考慮を行い、医師を管轄する厚生労働省、国や雇っている自治体などには「改善をめざす」ことを述べるにとどまっていますが、医師数に余裕が生まれてくればこれらを一般労働者として是正することを求めますのでよほどのことが無い限り医師過剰状態には陥らないのです(医師数が3倍から4倍になって初めて現状の労働環境で違法労働がなくなります)。つまり無職の医師というのは際限なく医師数を増やさない限り出現しません。そして2024年以後と書かれていますが国は2020年度から医学部医学科の定数を削減することをすでに決めています。 >海外の医者になったり国境無き医師団になりますか? インバウンド・アウトバウンド 医療ツーリズムといった言葉で調べてみることをお勧めします。日本の高度な医療技術、知識はそのソフトともに海外にとっては非常に魅力のある存在になっています。一部の医療法人はすでに海外で国家と提携してその診療技術を輸出し始めています。透析や回復期リハビリテーションなどが目立っています。眼科や脳外科診療などもそうですね。これらは相手国家が日本の医師免許を国内通用をみとめればすぐにでも可能な状況であるのですが、医療は国家保障の一部ですからそんなに簡単に解禁されることは無いんです。あくまでも資本とノウハウだけが求められていると考えるべきです。そうしたアウトバウンドと医療ツーリズムとして見られるインバウンドが今後の医療の国際化でのポイントになりますが、専門診療は国民のためにありその労働力を制限することで維持されていますから公的医療については国際化は極力制限されるものと予想されます。あくまでも民間のものですね。 >僕はある程度の収入と自分の存在を意義が見出せるなら精神科医になりたいです。 >うつや発達障害で困ってる人をサポートしたいです。 あなたが精神疾患をわずらっているなら精神科医は目指さないほうがいいですが、そうではないなら迷わず目指されればよいでしょう。少なくとも日本の医師定数は国家政策の一つで決まっていますから、その定数内に入れば問題なく医師として活動できます。基本的に日本の自由診療はニッチ産業であり誤差範囲しかありません。原則国家運営でなされている保険診療がほぼ医療の全貌にあたるんです。経済的なアドバンテージを突き詰めたい人以外は普通に保険診療で成り立つように社会が構成されています。
なるほど:1
精神科は全診療科中、最も診療報酬が安く、待遇が悪い診療科です。 その上、全診療科中最もクレーマーが多く、最高の治療を行ったとしても苦情ばかり受け、逆恨みの暴言、暴力からも逃れることが出来ません。 更に、他の診療科からも、患者の文句を一途にぶつけられる立場ですから、四面楚歌になることが通常営業です。 高い待遇は望めませんし、存在意義を誰かに認めらえることもありません。 仕事内容としても、特に楽なわけではありません。 若いうちは、覚醒剤中毒者や、精神錯乱状態の患者を、警察通報から24時間体制で入院加療させるような医療機関で勉強する必要があります。 つまり医師も24時間体制勤務です。 そして医師の世界は交代勤務などありません。 単純に24時間働き次の日も仕事なんですよ。 安月給で休みなく働く中、何でもかんでも押し付けられ、罵倒と怒声を浴びせられ続ける生活でも良ければ、職にあぶれはしないと思いますが、本当にそんな立場になりたいのでしょうか?
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