解決済み
旭硝子社フッ素樹脂(PTFE)のFluonに酸化チタンを添加して着色しているのですが、射出成形において1ショットごとに色変色(黄色味に変色)してしまいます。原因や対策をご存知の方はおられますか?
ナチュラル(質問本文の樹脂)のみを同条件で成形しても変色はしないようで、酸化チタンを添加し成形した場合のみ変色してしまいます。 また、他社品の着色済ペレット(同じ樹脂で製造)を同条件で成形しても変色はしません。 ちなみにこちらが使用しています酸化チタンはルチル系高級酸化チタンです。 成形条件は次の通りです。 ノズルヘッド 240℃ 中間部温度 230℃ 後部温度 220℃ この場合の解決策をおわかりでしたらご教授のほどよろしくお願いします。
316閲覧
シリンダの中で樹脂が焼けてますよね。 対策としては ①樹脂温度を下げる ②サイクルタイムを短くし、シリンダ内で滞留してしまう時間を短くする。 ③計量開始遅延機能を使い、冷却完了と計量完了が同じタイミングになるようにする。 ④計量回転速度を下げる。 ⑤スクリュサイズの小さい成形機に載せ換える。 などでしょうか。 ①樹脂の温度をメーカー推奨値より10℃程下げて焼けを防ぐ。 ②シリンダ先端には溶融した樹脂がある状態です。前のSHOTが長いとそれだけ温度が高い状態が長いので焼けてしまいます。 ③仮に冷却時間が15秒、計量時間が5秒だとします。射出・保圧が終わった後、次のSHOTの計量が始まりますが、5秒で終わってしまうため、15マイナス5で10秒間シリンダ先端の樹脂が高い温度にさらされてしまっています。 計量開始遅延時間を10秒マイナス1~2秒付けることで冷却完了と計量完了時間がほぼ同じタイミングになり、高い温度にさらされる時間が短くなります。 同時にクッション量を小さくするのも有効です。 ④樹脂の溶融はシリンダ温度だけでなく、スクリュとシリンダでせん断する時に発生するせん断熱も関わってきます。 せん断する際の速度と圧力が高ければせん断熱も上がります。 スクリュ回転速度は樹脂焼けの際には重要な要素です。 ⑤射出量がさほどなければシリンダ容積の小さい成形機に載せることでシリンダ内の溶融樹脂を1SHOTで使いきる事ができ、無駄な滞留が起こりません。
< 質問に関する求人 >
旭硝子(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る