電通は過去にも過労死で自殺した人がいます。 死んだ原因は本人の根性が足りないという人がいますが、権限ある労働基準監督署の厳格な調査によって過労死と認定されているのですから、精神論、根性論の問題ではありません。 未だに、自殺の原因について根性論を出しているアナクロな方がいるようですが、そういう人は、1日、2時間の睡眠しかとれない状態が続けたことがあるのでしょうか。1週間に1日くらいであれば何とかなるかもしれませんが、常態的であったとしたら、まともな精神状態や健康を維持できるわけがありません。人間効率よく良い仕事をするためには仕事以外に気分転換をする時間が必要なことを知っているのは管理する立場の人たちなのです。自分たちは十分の休養をとりながら仕事をするが、入りたての社員が何をぬかしているかといったような思考回路なのでしょうね。 このくらいの時間外労働でブラックだと言われるなら、全ての企業がブラックだという人もいます。本当にそうなのでしょうか。1日2時間とか3時間とか4時間とかの睡眠しかとれないような仕事をさせるというのが当たり前なのですか。ずれていると言わざるを得ません。 また、この程度で死ぬなんてやる気がないからだなどと公言した大学教授もいますが、追い詰められて追い詰められて死んだ人に鞭打つ心無い言葉です。そのような人は、できるだけ優秀な人材を集めていかに安く効率よく使い、儲けを出すかという管理者の立場にある(あった)人たちであり、労働者をいかに使って企業や自らを肥やすか日々研究している一握りの人たちなのです。 私も、月130時間という時間外労働を経験したことがありますが、眠る時間以外は全て仕事です。さすがに根を吐きました。それに対し、部長は「それくらい当たりの話だ。俺は朝まで仕事をしてきたぞ」と言いました。部長の過去の勤務状況について古い人に聞いたところ、「午前様になることが年に1、2回あった程度だな」とのこと。この手の人は「俺は・・・だったんだぞ。俺にできたのだからお前にできないはずがない」と、年に1度か2度あったようなことをあたかも日常的にやっていたかの如く話すというのが常套句なのです。それが管理側に立つ側のお決まりの答えなのです。 労働時間は、36協定がある場合、月45時間まで、繁忙期のような場合は一定の制限付きで60時間までと法令で定まっています。 法令違反(違法行為)を正当化するために根性論の理屈は使えません。違法行為を当たり前のことと言い放ち、70時間までと口裏を合わせるよう隠ぺい工作をしている会社です。神々しいまでに黒光りを放ち後光の差す真っ黒けの企業であることは間違いありません。 労働局が全国一斉に強制調査「臨検」に入るという異例の展開になりました。ご承知でしょうが、労働基準監督官は労働基準法違反については警察と同じ捜査権(特別司法警察職員)を持っていますので、悪質である場合は、刑事事件として送検するとのことです。労働局が強制力を持って調査に入ったということは、高橋さん以外の事案についての多数の内部告発が寄せられるなど相当の悪質性が認められるからでしょう。上場企業が取引時間中に強制捜査を受けることは極めて異例ことだそうです。日本のトップである安倍総理が電通社員の自殺が労災認定について二度と起こってはならないと発言していることからも事の重大さが分かります。 今後の動向を見ていきたいと思います。
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給料に目線を置けばホワイトでしょう。 体育会系な人にとっては間違いなくホワイトです。 なぜなら高給なうえ会社の経費で飲みまくって、その連続が勲章になるわけですから
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