現在簿記３級を勉強しているのですが、貸倒引当金借入、貸倒引当金戻入というのがよくわかりません。

Question

現在簿記３級を勉強しているのですが、貸倒引当金借入、貸倒引当金戻入というのがよくわかりません。どなたか教えてください。

Answer 1

貸倒引当金繰入ね！ｗｗｗ

えっとね～
貸倒引当金ってなんで計算するのかというと
もしかしたら売掛金のある相手がつぶれたらどうしよう？
だったら潰れるまえにいくらか貰えない分経費にしちゃえ！って感じです。

貸倒引当金繰入（経費）××× ／ 貸倒引当金 ×××
って経費を計上します。
貸倒引当金は実質的には売掛金のマイナスなんだけど
まだ売掛金がもらえないことが確定したわけじゃないので
仮の勘定って感じで貸倒引当金ってのを使います。

で毎年毎年この計算を期末の売掛金の残高の何％って見積もって計算するんで
前年の売掛金の残高が今年度の方が少ないときは貸倒引当金が前年より少ないので
その分を
貸倒引当金 ××× ／ 貸倒引当金戻入（収益） ×××
って収益にしてあげるんだ！

後は洗替法って引当金の計上方法があって
単純に前年計上した分を全部収益にして
当期分を全部経費分にするって方法もあります。

この貸倒引当金の計上の根本的な考え方は
企業会計原則に「保守主義の原則」ってのがあるんです。
保守的な会計処理とは、収益をできるだけ確実なものだけ計上し、
費用は細大もらさず計上することによって
利益をできるだけ控えめに計上することにより、
資金の社外流出を少なくする会計処理を選択することいいます。
でこんなことをして会社や事業主を守るのです。
資金ショートしたら潰れちゃうので

Answer 2

試験に出題されるのは、差額補充法なのでそれについて説明します。
当期末の貸倒引当金の残高と当期末に設定する貸倒引当金との差額を当期費用として計上することです。
貸倒引当金は当期売上債権に対して一定割合で計算しますが、当期末に貸倒引当金に残高があればその分を引き差額のみを繰り入れるやり方です。

この方法でいくと当期売上債権の関係で繰入額が[ー]になる場合が出てきます。
この場合は、引当金の残額を減少させて相手科目を貸倒引当金戻入とし、収益を増加させます。