水深30mを超える潜水を「大深度潜水」と言います。 海上保安庁の潜水士も、40m以上の潜水は実施しません。 潜水に使用するボンベは通常「空気を圧縮したもの」です。 水深30mで地上の4倍の濃さの空気を吸うことになるので「窒素酔い」の可能性が高くなります。窒素酔いは、酒に酔ったような状態で、意識がもうろうとして正常な判断ができなくなります。 水深50mでは地上の6倍の濃さの空気を吸うことになるので「酸素中毒」になる確率が50%です。酸素中毒になると、意識がなくなるので自力で浮上できません。 50mでは通常の6倍の空気を消費します。加えてBCにも6倍の空気を入れないと膨らみません。水面では適正なウエイトも、浮力がなくなるのでBCにエアが入らないと海底まで沈んでいってしまいます。 予備ボンベを用意して潜水しないと、エア切れの可能性が出てきます。 エア切れのために急浮上すると、減圧症になってしまいます。 50mでもこんな調子ですから、120mは通常の装備では間違いなく死にます。 一般人では無理ですが、実現可能な方法は「飽和潜水」くらいでしょう。
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