会社の役員が退職金をもらってもいいのでしょうか？ わたしは従業員として事務員をしています。 会社の会長の奥さん(…

Question

会社の役員が退職金をもらってもいいのでしょうか？

わたしは従業員として事務員をしています。
会社の会長の奥さん(70歳)も一緒に働いています。
奥さんは高齢で休みがちなのですが役員ということもあり、私の倍のお給料を貰っています。
先日書類の確認のため退職金の資料を見てたら、奥さんも退職金制度に入っている事がわかりました。
役員が退職金制度に加入してもよいものなのでしょうか？

この件も含め最近いろいろあって会社に不信感を持つようになり、私自身退職したいと考えてます。

Answer 1

会長の奥さんが役員ということは、その会長が創業した、或いは会長の親が創業した会社を会長が引き継いだ、いわゆる『オーナー企業』ですよね。
オーナー会社の経営は、オーナー（会長）一族が会社の株式の大半を握っていますから、悪く言えば『会社を会長一族で私物化している』会社が多いのです。
つまり、大株主の会長、および奥さん、子供たちが会社の経営者（役員）について、一族が会社を牛耳っているわけです。
だから、オーナーの考え一つで、何でもありの会社が多いのです。

例えば、会社の社長の奥さんが役員とか経理部長の要職に就いて、家事の合間に数時間だけ会社に出て、経理全体をまるで家計簿を見るがごとくにチェックし、会社の支出金のチェックを厳しく社員に指摘するなども珍しくありません。
もちろん、非常勤なのに会社の社員としている関係で、奥さんの厚生年金や、会社の健康保険も使い放題です。退職金も、会社の「退職金規定」には奥さんの分も対象になっているでしょうね。
つまり、オーナーやオーナー一族でのやりたい放題で、家族の節税対策で名ばかりの役員や管理職などの要職についているケースはほとんどのオーナー企業では当たり前ではないでしょうか。

ご質問の老齢の奥さんの退職金のケースもそれと同じでしょうね。
それは、会社の退職金制度、規定にも支給することについては記述されていると思います。
だから、オーナー企業とは、そんな物だということを判っておくべきでしょうね。そうでないと、バカバカしくて働いていられないと思ってしまうでしょう。
でも、辞めるとなるとあなたもこれからの将来においても切実な問題ですから、我慢して勤めた方がいいのではないですか？