テレビ業界志望の高3です。進路について質問です。高校で放送部に入部し放送の魅力を知ったこと、幼い頃からカッコいい機械や機…

Question

テレビ業界志望の高3です。進路について質問です。高校で放送部に入部し放送の魅力を知ったこと、幼い頃からカッコいい機械や機材が大好きであること、エンタメの裏方に興味があることなどが理由で、放送業界の、特にVEを目指したいと考えています。
そこで質問なのですが、大学と専門学校のどちらに進学するべきでしょうか？

VEや中継スタッフになる場合は技術会社に就職することになると思いますが、技術会社へのアプローチをアルバイトという形で提供してくれる専門学校は、業界で仕事を始めるにあたって比較的有利に思えますし、業界では現場経験が重要視されるという話も小耳に挟んだ為、アルバイトへの入り口が用意されているのは強みになると感じました。また、学費が2年分だけで済むため大学と比較して卒業後に背負う奨学金返済の負担が軽くなります。（両親には、仮に私立４大に進学した場合、流石に全額払うことは出来ないと言われています。）その為、今のところは専門学校に進学したいと考えています。

しかし、大学全入時代ともいわれている昨今の世の中で、専門卒だと様々な面で不利になるのではないかと心配です。例えば、大卒と専門卒では生涯賃金が大きく違うといった話を聞きますし、また何らかの理由で転職をしなければならなくなった際に大卒以上の枠にはエントリー出来ないことは将来不利になるのではないかと考えました。私はあまり学校の勉強を頑張らなかった為、高3のこの時期ということもあり今からだと少なくともネームバリューを振りかざせるほどの大学への進学は難しいと思いますが、仮に有名ではない大学に進学したとしても大学であることに変わりはないですし、また大学生活の4年間で得られる経験は人生においてとても重要であるといった話も聞きます。また周りの人からも、行けるなら大学に行っておいたほうが後悔しない、専門卒だとやりたい事が変わった時に潰しが利かないと助言を受けますし、私自身少々飽きっぽいところがあるので、好きなことを仕事にしたつもりがそうでなくなってしまう恐れもあり心配です。（最も、仕事に対して飽きたから辞めようなどとぬかすつもりはないですが）

長くなりましたが、ビデオエンジニアを目指すにあたり、大学に進学するのと専門学校に進学するのとではどちらが良いでしょうか？

専門学校であればTVAか東放学園に、大学であれば尚美学園大学か東京工芸大学に進学することを考えています。

Answer 1

あなたの文章には知性を感じます。
これだけの文章を理路整然とまとめることのできる人は、
正直、専門学校ではもったいないと思います。
大学にしても、もっといい大学が目指せると思います。
私が試験官なら、あなたの小論文は合格にします。

高三といえど、まだ７月。
今からでも、ネームバリューを振りかざせる大学へ、
進学を目指してみませんか？

放送業界への就職を目指すのであれば、
私は、あなたの挙げたどの進学先も、
お勧めしたくありません。

どの進学先も、一見、
放送業界へのパスポートをくれるように見えます。
しかしそこで学べることは、
就職した後に現場で学べることばかりです。
若い時はむしろ、もっと視野を広げて、
就職した後では学べないことを学んでおくべきだと思います。
あなたのように知性を感じさせる人は、特に
放送以外の世界をできるだけいろいろと知っておくことが、
放送の仕事をするために役立つと思います。
放送の仕事をするのに必要なのは、
普通の人々の多様性を見渡す”広い視野”です。

あなたの挙げた進学先を選べば、
就職に近づけるようでいて、
あなたの視野を狭めることにしかならないと思います。

また、あなたの挙げた進学先を選べば、
放送業界以外に職業の選択肢があまりないため、
放送業界に非正規労働者として取り込まれる可能性が高いです。
会社に都合よく使われる存在になりかねません。

まだ７月。
頑張って、もっといい大学への進学を目指しましょうよ。
自分の知性に自信を持って！

Answer 2

憧れる気持ちがわかるのであえて厳しい話をさせていください。

知っているかもしれませんが、テレビ業界の技術スタッフだと、休日や残業、就労時間、上下関係の厳しさなどの覚悟は大丈夫でしょうか。
平日昼間働いて休日に友達や家族と過ごす的な生活は難しいです。

普通、終電間際まで働くと会社で一番最後になると思いますが、業界だとこれから始まります。
特にドラマ、バラエティー、ドキュメンタリーは労働時間的にキツいイメージです。当然、その分、やりがいはあると思います。

今は多少改善されているかもしれませんが、テレビ業界（映画やＣＭも）は一般的会社とは違うので、そのあたりよくご検討の上、判断してくださいね。