公認会計士についてです。

Question

公認会計士についてです。今大学生で公認会計士を目指しています。
合格することができたら、公認会計士の就職先として一般的な四大監査法人に就職できたら、と考えています。

そこで質問なのですが、監査法人では離職率が高いと言われており、転職や独立をする方が多いようですが、結局何パーセントほどの人が監査法人で働き続けるのでしょうか？

転職、独立しないということは出世してパートナーを目指すということですか？

定年まで勤めることが珍しいようですが、リストラも結構されるのでしょうか？

公認会計士の方にお答えしていただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

Answer 1

こんにちは。四大監査法人に勤めていて、今は退職した会計士です。

質問は３つでいいですかね。一つずつ答えますね。

１．結局何パーセントほどの人が監査法人で働き続けるのでしょうか？

監査法人に入った会計士の90%が辞めます。基本的にパートナーになれない人は全員辞めると思っていいと思います。というか、そもそもみんな目指してません。これは日本に限らず、会計士という資格の世界的な傾向で入って数年で辞めることになります。

２．転職、独立しないということは出世してパートナーを目指すということですか？

監査法人に残って出世を目指す以上はそうなります。ただ自分が良いのであれば、マネージャーくらいの職階で働きつづけることも可能です。しかし、マネージャーくらいの給料ならほかのもっと安定した会社からいい給料で引き抜きがかかるので監査法人に残るインセンティブがなくなり基本的にみんな辞めます。

３．定年まで勤めることが珍しいようですが、リストラも結構されるのでしょうか？

リストラはありますね。監査法人のコストは大部分が人件費です。仕事の量が減る、もしくは受注の単価が下がれば、コストを調整する最も効率的な手段はリストラです。監査法人は人がどんどんやめていくので、基本的に労組がありません。会社との交渉ができないので、リストラや給与カットなど、普通の会社では起きないことがたくさんあると思ってください。

私が知る限りです、2004年前後と2009年前後に大規模なリストラがありました。会計士業界全体のことです。大手監査法人の退職者募集など一時期ニュースで流れたと思います。みんなあっという間に転職先が見つかるので、リストラといっても会社の中に悲壮感はありませんが、いい気分はしないので職場の雰囲気が悪くなったりということはありました。

定年まで勤めることを望んでいるようですが、そういう方には監査法人は向かないと思います。監査法人をみんな辞めていく理由の一つに、定年まで勤めるように組織が出来上がっていないという事実があります。退職金などの仕組みはほぼないと思ってください。定年まで会社に安定して努めたいということでしたら、大手企業に新卒で入るのが一番いいと思います。

Answer 2

監査法人では働いたことがない会計士です。

聞いている話で答えます。

＞結局何パーセントほどの人が監査法人で働き続けるのでしょうか？
⇒パーセンテージは分かりませんが、人員構成として砂時計のようになっていると聞きます。上が多くて真ん中が少なくて、下も多い。
なので、真ん中に上がったら辞めるという人が多いのかなと思います。

＞転職、独立しないということは出世してパートナーを目指すということですか？
⇒目指すかどうかは個人の問題。
お前いらないといわれているけど、居座り続ける人もいるでしょう。
（いらないやつは転職もできないですから）

＞定年まで勤めることが珍しいようですが、リストラも結構されるのでしょうか？
⇒一昔前は、リストラもあったと聞きます。
社会的な問題（リーマンショック）とか、その監査法人がなんか不祥事起こしたとかの場合にあるみたいです。

Answer 3

監査法人から辞めさせられなくても、自発的にやめていきますよ。社員(パートナー）になれる見通しがなければ、居たくなくなりますから。