解決済み
開発コンサルタントになるには 現在就職活動中の大学4年生(女)です。 今後の進路に迷っており、皆さまのお知恵を貸していただければと思います。私は将来、発展途上国の人々の暮らしを良くする仕事をしたいと考えております。 現在は特に、地場産業育成や中小企業振興といった地方からの経済発展といった分野で関われたらと思っております。 しかし、就職活動を通して国際協力分野での新卒での採用は難しく、修士号と関連業務の経験が必要だということを知りました。そこで、業務経験を積むためにいろいろと職種や業種を見ておりますが、あまりうまくいっていない状況です。 今現在、内定を一社、建設コンサルタントさんからいただいております。建設コンサルタントを選んだ理由としてはハードの開発コンサルは建設コンサルタントの海外事業部ということでしたので、そこに関われたら近道ではないかと考えたためです。 しかし、文系営業職(経済学部です)では、やはり海外業務は難しいとのことでどうしたらよいか悩んでおります。また、将来、中小企業振興や経済開発に携わるとしたら、もっと金融業界などのほうがいいとの声もいただいており、もう少し就職活動を続けるか悩んでおります。一方で地域経済やまちづくりといった観点においては、建設コンサルタントも地場産業も地域の人々の利益になるといった点で近しいのではないかとも感じております。 また、就職活動を続けるにしても、留学をしていた関係で、まだ単位がそれなりに残っており、卒業論文をあります。将来、海外の大学院を目指すならばGPAは欲しいところなので、就職活動だけを続けるわけにもいきません。 長くなってしまいましたが、 1.文系が建設コンサルタントに入社することで将来、開発コンサルタントとしての就職する際にアピールできるのか?遠回りにならないか? 2.将来、中小企業振興や地場産業育成に携わりたいなら、どのような職種・業種があるのか?(経営コンサルは見ました、これからの時期では官公庁・地方自治体は難しいと思ってます) 3.今後、どのような経験を積んでいくべきか 以上を、教えていただければ大変うれしいです。 よろしくお願いします。
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現在、国際協力分野(国際NGO)において海外で働いています。たしかに、この分野では、開発コンサルにしろNGOにしろ、新卒採用というのは皆無に近く、仮に新卒だとしても、海外の大学院を卒業して英語ネイティブレベル(プラス欲をいえば赴任候補地の言語)に加え、NGOや国連機関、あるいは大手コンサル等でのインターン等の経験がまとまった期間あるなど、要するに新卒でも即戦力が求められるケースが大半だと思います。 現地の仕事で、開発コンサルとの接点もたまにありますが、そもそも開発系の事業の多くは広い意味での土木建築系が多いため、現地入りする人の大半は技術系です。そして、新卒で開発コンサルに入った20代の人と一名だけ会ったことがありますが、その人は営業兼、現地調査役でした。営業といっても、現地で仕事をとってくるのではなく、主にJICAの行う開発事業などに入札して仕事をとるわけなので、イメージしている「途上国支援」の感覚は持てないかもしれません。また、現地調査、というのも「あとで技術者が赴任するときの宿探し、ビザ要件チェック等」だったりするので、直接、事業に関わることは少ないかもしれません。 開発事業そのものではなく「調査」の段階でも、開発コンサルが受注することはありますので、これもまたJICA等の事業を実施する前の事前調査だったりしますが、文系で開発コンサル的なことをやりたい場合、JICAに関わるのが一番手っ取り早いのではないかと思います。ある程度、社会人をやってから、青年協力隊になって2年を途上国で過ごし、帰国後にJICAの企画調査員等に応募する、というコースです。ただ、企画調査員はある程度の能力や経験がないと難しいと思うので、文系でも建築コンサル等の経験があれば、可能性は高まるかもしれません。JICAおよび青年協力隊というのは、独自のコミュニティを持っており、たとえば開発コンサルでも9割が元協力隊で、協力隊員の受け皿になっているような会社もあるので、いろいろと探してみるとよいと思います。 というわけで、 1、建設コンサルも業務内容によってはそれなりにアピールできる可能性はあるが、任される内容によっては、必要な能力や経験が得られないかもしれない。正直、文系で開発系をやりたい、という人は多いが、理系のほうが必要とされているので、文系で他人と差別化するときには、語学をふくめ、それなりに高いレベルの能力と経験が求められる。 2、国内での支援活動を行ったことがあるが、地方振興や中小企業振興については、コンサルがあまり活躍できる場とは思えない。(地方や中小に経営コンサルが入ってうまくいった、という話は、ほとんど聞いたことがない)むしろ、地域に密着したNGO、NPOや、官公庁、あるいは地方の金融機関のほうが密にかかわれるはず。 3、とりあえず社会で実務経験を積んだのち、JICAの青年海外協力隊に行き(途上国での仕事には、途上国駐在経験がほぼ必須なので、それを得るためにやる人が多い)、それと前後して海外の大学院を出て、開発コンサルを受けるか、JICAに応募する。開発コンサルにこだわらないのであれば、海外の大学院卒後、国際NGOに勤めたあとで、国連機関に応募する、という手もある。なお、国連で長く勤めれば、国際系の転職は引く手あまたになります。 以上参考まで。国際系の仕事は、要件は厳しいものの、意外と「ゆるい」ところもあり、業務に必要な能力があると見込まれれば、多少、必要事項が足りていなくても、採用されることはけっこうあります。いっぽうで「国際支援業界にありがちな履歴書」が重宝がられるというのも事実なので、自信がなければ、「よくあるコース(海外大学院、青年協力隊、当該分野で社会人3年または5年以上、等々)を歩んでおくのが無難かもしれません。
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