管理栄養士になるか栄養士になるか悩んでます。

Question

管理栄養士になるか栄養士になるか悩んでます。私は将来、食品開発か幼稚園か保育園で幼児に食の大切さを教えながら作りたいと思っています！

学校の先生がいうには栄養士でも大丈夫と言われましたが、色々検索していると栄養士だけだと厳しいなどというのをみて…
栄養士だけでも十分就職出来るでしょうか？

栄養士だけでいいなら短大にしようと考えてます

Answer 1

栄養士だけだと厳しいということはありません。
逆に大卒の管理栄養士のほうが仕事がないのが現状です。
というのは管理栄養士というのは「管理職」で、就職と同時に「係長」や「科長」として厨房のスタッフのトップに立つ人なので、社会経験もない新卒は嫌がられる。
管理栄養士は栄養指導だけをする技術職ではなく、給食の運営をする施設の「責任者」が本業で、必要なら栄養指導もする存在。
「給食会社の支店長」みたいなものです。
そこに素人を連れてきて全部を任せ、一番大事な給食業務が滞ったりしたら一大事。
普通の会社にはあって当然の「研修」や「指導してくれる先輩」はあるほうが珍しいくらい「就職と同時に全責任を負う」のが当たり前。
挨拶のしかたすら教えてくれる人がいない立場に新卒を据えるのは厳しい。
それに栄養士で十分な小さな施設だとわざわざ管理栄養士を雇おうとしないし、そういう施設の栄養士はわざわざ管理栄養士を目指そうなんて思いません（仕事内容は栄養指導を行っている病院以外だと管理栄養士も栄養士もたいして変わりません）。
栄養士もひとりしかいない小さな施設だと責任者だから仕事の厳しさは同じだけど、国家試験の勉強中心の大学と違って専門学校や短大は「即戦力」を育てるためか新卒でもわりと務まる（責任者の重圧に耐えかねて辞める新米栄養士は山ほどいますが）。
経験があって就職と同時に管理職が務まるベテラン管理栄養士なら大歓迎だけど何もできない新卒管理栄養士はいらないという施設は多く、そうなると新卒の就職はないから経験を積みようがなくてけっきょく栄養士として就職したとか諦めて一般企業に就職したという話はよく聞きます。
ですが、栄養士は激務のため辞める人続出のきつい仕事です。
諦めて一般企業に就職する場合は専門よりも短大か大学のほうがいい。
夢を持って目指す人間に諦める場合のことを言うな、と怒られそうだけど、実際に資格が紙切れになっている人が山ほどいる厳しい仕事です。
頑張ってベテランになったら定年まで問題なく務まりますが、そこに至ることなく辞める人はすごく多い。
それでも目指すなら覚悟して進んでください。