我が国の陸上自衛隊が使用している小銃は８９式ですが どうしてM１６やM4カービン銃など諸外国に流通している小銃は使用し…

Question

我が国の陸上自衛隊が使用している小銃は８９式ですが
どうしてM１６やM4カービン銃など諸外国に流通している小銃は使用しないのですか？

Answer 1

>どうしてM１６やM4カービン銃など諸外国に流通している小銃は使用しないのですか？

これは正式小銃だけのことでは無く、自衛隊の正面装備（いわゆる兵器類。自衛隊は憲法上武装していないことになっているのでw）全般にも言えることです。
国家的、防衛省的に、先進テクノロジーのひとつでもある兵器産業を陳腐化させない、コレに尽きます。
小銃開発は兵器テクノロジーの中では決してプライオリティが高いとは思えませんが、それでも62式軽機関銃、64式小銃など国内開発・国内生産へのこだわりが強い例を見れば明らかです。
六本木の幕僚本部にはこれらの完成を祝う豊和工業の置物が鎮座しています。

さらに航空機産業などは開発に莫大な予算と年月を要します。
防衛省の予算範囲内ではなかなか実現できず、民間でも長期間の開発を担えるのは三菱重工、IHIなどの限られたメーカーです。
今年（2016年）ようやく純国産初のステルス戦闘機のテスト飛行が実現予定ですが、非常に長い道のりでした、まだ配備までは時間がかかることでしょう。
それでも国内開発にこだわり、技術力・開発力の低下だけは絶対に招かない姿勢が強く伺えます。
正面装備に関しては野党のみならず時には与党からもイチャモンが付きますが（国民の信任を得るためのフェイクを含む）結局ある程度の予算は通過し、さらに特別予算で補います。
昨今の極東アジアの不穏当な情勢から西側諸国に対する日本への期待は高まり、いわゆる防波堤の役割はさらに大きくなっていると思えます。

そんな中で配備予定のロッキード・マーティンF35ですが、これも完成した実機は6機のみで、他は全てパーツで輸入され、国内で組み立て作業とテストをするという念の入りようです。
中東の金持ち国のように完成品を購入するだけ、、とは全然違うんです。

こういった背景があるため、たとえ最新鋭ではなくとも、既存の銃器のパクリと言われても（よく例に出るのはAK系機関部とAR-18の合いの子のショートストローク・ガスピストン）、M4の5倍、10倍の価格でも、国産にこだわるのです。
防衛省幹部の天下りによる癒着や資金還流（本当はあってはならない）は事実だと仮定しても、国家的・省庁的に兵器開発の国産化を推し進めているのが実情です。

お隣の韓国もある程度この重大さには気づいていて国産化しているものもありますが、小銃くらいはともかく、試作MBTは公開試験走行でコンクリートで滑って結局クリアできずに別ルート走行（笑）、航空勢力に関してはアメリカ製無しでは全く成り立たない状態、そのうえ単艦運用で用を成さないイージス艦、、日本の自衛隊が予算だけでは無くテクノロジーや兵器開発の点に於いて世界的にトップランクに有るのは揺るぎない事実です。
自国開発のMBTを61式以来、既に半世紀以上続けているのは実は凄いことであり、自国製MBTや戦闘機を実現化しているのは世界でも数カ国しかありません。
あとは輸入かOEMばかりです。
もちろん自衛隊にもOEMというかライセンス生産品は配備されていますが、敢えて輸入の方が安価なのにライセンス生産にこだわるのも、テクノロジーの陳腐化を防ぐためなんです。

また防衛省、自衛隊では予算の関係上、各種正面装備の延命・進化にも積極的です。
空自のF-15Jも既に退役の予定を延長させ、新機種導入の代わりに最も進化したF-15となり、すでにKタイプ。おそらくKタイプが最終系になるかと。
また陸自のAH-1コブラは世界一進化したAH-1となり現在でも対地攻撃能力は一級、沖縄に配備されているアメリカ海兵隊のコブラよりも数段、いや別物と言ってもよいほど進化し、これはアメリカ軍も認めるところで、その勇姿は今でも毎年の富士総合火力演習で見ることができます。
元は外国製でも完全に MADE in JAPAN に変容しています。

こういった背景の中、89式小銃に着眼されたことはなかなか鋭いと思います。
色々な思惑や政治的関係・予算にも関わってくるからです。

Answer 2

可能な限り国内で生産できるようにしておかないといざ有事となったとき部品調達などに支障が出ます。かといって完全に独自規格だと補給面で困るので弾薬は米軍と共通規格です。

Answer 3

一流国は国産のものを使っています。

いざという時に兵器産業を育てていないと
困ることになります。

小銃はローテク？の部類に入るかもしれませんが
基本的な武器ですし

戦前の日本や北朝鮮のように長期間、先端技術の
輸入が制限されるという可能性もあります。

あと、日本人の体型や国情に合わせた武器を作る
とか

都合に合わせて、改造、改良できる技術を
保有しておくという意味もあります。

Answer 4

＞どうしてM１６やM4カービン銃など諸外国に流通している小銃は
＞使用しないのですか

Ｍ４カービン最高ですね。

何故使用しないのか？
兵器産業を儲けさせるためです。天下りしてる人がいますから、人件費も
たんまり含まれております。ゆえにお値段だけは一流です。

Ｍ４、Ｍ１６は実績のあるブランド物ですし、お安いですね。
こういうまともな兵器を使うと隊員の士気も上がります。
なんたってブランドもんです。信頼性もありますから。

輸入するなり、ライセンス国産すればいいのですが、性能よりも兵器産
業の都合が優先します。つまり天下り先の確保が最優先です。
平和ボケですわ（笑
もう一度言いますよ。国産兵器は、お値段だけは超一流です。

それぐらい日本が平和なんだということで、ご理解を・・・・・