LGBTって、生まれつきなんでしょうか？ 環境によるものでしょうか？

Question

LGBTって、生まれつきなんでしょうか？
環境によるものでしょうか？

Answer 1

LGBTのうちのどれの事でしょう？

例えば同性愛者や両性愛者であれば、それは生まれつきの属性とされています。

でも、トランスジェンダー(性別越境者)の場合には、生まれつきの場合とそうではない場合があります。

それからかなり微妙なものも。。。
それは異性装(トランスベスタイン)です。

例えばマツコデラックスさんやミッツマングローブさんは、ご自身から性自認は男性で「女装ゲイ」だと仰っています。
その場合、ゲイ男性が女性の服装でいるだけです。

この異性装の中には、単に異性装が趣味の異性愛者の人もいます。
例えば、男装専門の女性コスプレイヤー(異性愛者)も。

そういった異性装は文化的な事も影響しますので生まれつきとは違うもので、それが異性愛者であればそもそもマイノリティーとは異なります。

異性装は最も古いもので古事記の中のヤマトタケルの逸話から始まって、平安の貴族、戦国時代の逸話にも現れますね。

トランスジェンダーも古い時代から存在していて、弥生時代のシャーマンの人骨から発見されているそうです。

一方でトランスジェンダーには文化的宗教的理由で反対の性で生きる事もあって、その場合は自分の意思とは異なる場合があります。
例えば、タヒチのマフ(mahu)の様に。
また、タヒチにはラエラエ(レレ)と呼ばれる人もいて、こちらは好んで女装をする人ですね。

実はタヒチのマフの様な人は環太平洋に渡って広く存在が確認されていて、ポリネシア全体からハワイ、ニュージーランド、トンガからイースター島までいるそうです。

呼称は地域によって変わりますが、生物学的男性が女性の性役割と女性規範で生きている様式は、タヒチのマフと同じです。

このマフですが、その昔のタヒチでは子供が男の子ばかりだった場合に、兄弟の中の一人を女の子として育てる文化があったそうです。
自分の意思とは関係なく。

ですが現代のマフは自分の意思が最優先されるので、過去のその様な事はありません。
自分でマフになる事を望むそうです。
そして男性と一緒に、妻として暮らすそうです。

トランスジェンダーは性的指向とは全く違うものを指しますので、学問的に性的指向と一緒の分類で扱う事が難しいものです。

ですので、「LGBT」の括りで何か問われたとしても、Tに関してはそもそも全く違うものですので、答えが出し難くなりますね。