「非常勤講師」という職歴の記載について。

Question

「非常勤講師」という職歴の記載について。宮崎議員が、「産学官連携活動として京都大学が学外に設けた国際イノベーション機構ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー講座で、起業家として講義を２回行っただけ」（日刊スポーツ）であるにもかかわらず、「京都大学非常勤講師」として職歴に記載していた件で、詐称に近いのではないかという批判があがっています。

そこで質問なのですが、たとえば、一年度内に十数回持ち回りで行なわれる講義を一回だけ担当した人間が、その年度間「非常勤講師」だったと記載することに、問題はありますか？ご意見をお聞かせ下さい。履歴書を見た人間は、その年度の間、当人がひとりで十数回講義を行なったと考えるのが当然であり、それを見込んだ上でそういう記載をしているのでしょうから、私は悪質だと考えます。

また、大学院生や卒業生の教歴に箔を付けるために、教員や研究室が組織的にそのような持ち回り講義を用意し、実体が限りなくないに等しい「非常勤講師」を名乗らせることはありますか？大学や研究室の実状にお詳しい方がいらっしゃれば、お教え下さい。

Answer 1

非常勤講師の辞令がおりているならば、１回の担当だろうが半期15回通年30回だろうが非常勤講師に違いはありません。

Answer 2

一般的な感覚だが
大学の非常勤講師とは
「単位に関する講義をする」
という事なのです。
なので回数とかは無関係なのです。

それで
「どう言った履修科目の講義をしたか？」
↑これが論点という事です。

ついでに
依頼を受けて何十回講演をしても
単位に関する講義でなければ非常勤講師でなく
講演をしただけというのが一般論なのです。

Answer 3

＞一年度内に十数回持ち回りで行なわれる講義を一回だけ担当した人間が、その年度間「非常勤講師」だったと記載することに、問題はありますか？

学校からその年度の非常勤講師として依嘱を受けているのであれば、問題はありません。非常勤講師というのは常勤ではないので勤務形態は様々です。持ち回りで数回しか講義がないこともありえます。しかし、その際の契約は年度単位で交わされることも稀ではないです。シラバスにはその年度間、非常勤講師として連絡先なども記載されることになり、試験なども別の期間（学期末など）にあるためだと思います。

よって詐称にあたるか否かは、学校からどのように依嘱されているかどうかの問題です。

なお、専攻によって異なるかもしれませんが、非常勤講師の教歴は基本的には「通年」で「2年」から重視しますので、最後に書かれている箔を付けるために持ち回り講義を用意する、ということは聞いたことがありません。持ち回り講義を準備する場合、講師にはたいした箔はつきませんが、なるべくそれに相応しい人材を探すだけだと思います。