ネット上で時々みかける「日米プログラマー、待遇の違い」では、よく 「アメリカのプログラマーは、給料が良い」 「日本の…

Question

ネット上で時々みかける「日米プログラマー、待遇の違い」では、よく
「アメリカのプログラマーは、給料が良い」
「日本のプログラマーは、待遇と扱いがひどい」等と書かれていることが多いと思いますが、
たぶん「アメリカのプログラマー」の対象は、
「アップル/Google\マイクロソフト」みたいな世界的な企業在籍のプログラマーのことを言っていて、
日本のプログラマーは、「中小企業在籍のプログラマーのことを言っているのでは？」
と思ってしまいますが、アメリカの中小企業に在籍するプログラマーも
それなりには、良い待遇で雇われているものでしょうか？

アメリカの中小企業のプログラマー事情に詳しい方、
良かったら教えてください。

Answer 1

企業のサイズにかかわらず、アメリカのソフトウェア開発の待遇は、日本と比べてかなりいいと思います。大雑把に、仕事量は2/3、給料は1.5倍(地域によっては2倍)くらいじゃないでしょうか?
インド等にアウトソースする部分が増えたものの、まだまだ人が足りない状況が多く、待遇が悪いと開発者が転職して逃げてしまう事もあって、実体験として待遇は日本よりはずっといいと思います。
思いつくままに、関連情報をいくつか：
・一般にプロジェクト管理技法の理解と実践が進んでいるので、日本ほどデスマーチ等の惨事は目にする機会が少ない
・職場の待遇はいいけど、会社の業績・状態によって簡単に首になる
・再就職は日本と比べてはるかに簡単。失業保険も厚い(ので首はさほど怖くない)
・休日は日本に比べて少ない(国民の祝日自体が少ない)。ただ有給は取れない方が例外的なくらい自分の都合で自由に取れる
・仕事が厳しくて有名なのはゲーム開発関係。とにかくクリスマス前に売り出す等のデッドラインがきつい
・スタートアップの会社は日本なみに長時間労働が求められる。上場して株で億万長者になるチャンスにかけて、休日でも働く事は多い
・労働ビザで働いている移民は、会社&職種にビザが紐づけされていて逃げられないので、厳しく働かされる事もある

あと、2次受け、３次受け、みたいな多重下請けの風習はまず見ないので、大企業の方が給料がずば抜けて高いわけではありません。むしろ業績の良い中規模の会社で、専門性が強い職種の方が、大企業より給料は良かったりします。
アップルは、就職希望者が多いからか、お給料は他と比べてあまり良くないです(特にデザイナーは買いたたかれてるという噂。ただし古くから居る人は持株会で億万長者になってます)。マイクロソフトは田舎にあるので、カリフォルニアの企業と比較するとお給料は数割安い印象。グーグルは近しい友人が居ないので噂でしかわかりませんが、やっぱり福利厚生ように見えます。アドビは、ボーナスが年に複数回出たり破格の待遇ですが、一方で首になりやすいので有名。
もっとも大企業は、給料以外の福利厚生、例えば医療保険とか個人拠出年金の補助(401Kのマッチング)などは、中小企業に比べると厚い傾向にあると思います。

以上、雑多なお話になってすいません。