解決済み
医薬翻訳を始めるにあたって必要になる基礎知識について。 センター試験の数学、化学、物理、生物で7、8割取れる程度の知識では、医薬関係の実務翻訳をするのに支障が出ますか?ネットで調べてみると、高校レベルの知識もないのに、医薬関係の翻訳をされている方がいたり、一方で大学レベルの知識まで習得している必要があると書かれていたり、情報がバラバラでよくわかりません。 医薬関係の翻訳で、調べ物をしながらでもなんとか仕事をこなせるためには、どういった知識がどれだけ必要になるのでしょうか?もし実際に医薬関係の翻訳をされている方がいれば、具体的なアドバイスをお願いしたいです。 説教といやみと「やめた方がいいですよ」は読まなかったふりをします。よろしくお願いします。
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医薬ではありませんが工業翻訳を担当していたことがあります。 他の回答者様が仰る通り、英語力は大前提として医薬分野の技術的知識がどれだけあるかが鍵になると思います。 当時の職場の同業者は、薬学部卒の方や文系の場合はMRの資格をお持ちの方、医薬系の専門書の出版社で編集を担当していた方など色々でした。(さすがに医師免許をお持ちの方はいらっしゃいませんでしたが)私も文系学部卒のため、仕事を始めてから夜間で理系の大学に通いました。 ただし、翻訳者であれば開発や臨床などの実務者程の知識は必要ありません。日本語あるいは英語で書かれた文書の内容が技術的に十分に理解できる程度の知識があれば大丈夫だと思います。 もう一つ重要なのは、勤務形態によって求められる能力のレベルに違いがあるということです。 メーカーなどの社内翻訳者であれば、その会社の業務内容に対する知識や社内でコミュニケーションが密に取れる立場が大きなアドバンテージになりますので、フリーランスの翻訳者程の能力は求められないと思います。 フリーランスであれば在宅勤務が可能ですが、開発経験のある退職者から弁理士の副業まで、理系の知識に造詣が深い人が山ほどいますので、それらの方々に英語力だけで勝つのはなかなか厳しいと思います。 現実的な方法としては、理系学部に進学するか、何らかの方法で在職中に理系の知識を取得した上で、業務範囲の一部で翻訳を担当し、その割合を徐々に増やしていくのが宜しいかと思います。
センター試験が解けても医薬翻訳には足りません。 大学で学ぶような医薬系の専門知識がある程度は必要です。 そして医薬系の知識だけでも医薬翻訳の仕事はできません。 クライアントの実務に関する知識も不可欠で、 専門知識と実務の知識、この両方が翻訳者には必要です。 実務が分かっていない翻訳者の訳文は大抵使い物になりません。 単に語を置き換えただけで、 書き手の意図がさっぱり伝わってこない文章になりがちです。 原文の記述や表現が曖昧だったり不十分だった場合に、 語を補うなどして分かりやすい訳文に仕上げることもできません。 医薬翻訳者を目指すのであれば、 高校理科の知識をベースに大学レベルの基礎的な医薬系の 知識を習得した上で、医薬業界の実務について知る必要があります。 ただ、この実務を学ぶには実務を経験するしかなく、これが 医薬翻訳者を目指す上での困難のひとつになっていると思います。 派遣社員などとして製薬会社に勤務しながら 医薬翻訳者を目指している人もいますよ。 医薬翻訳者になりたい人は沢山いて、 翻訳学校でも医薬系の講座は人気と聞きます。 それなのに「使える」医薬翻訳者が不足していると言われるのは、 医薬の専門知識と実務知識を兼ね備えた翻訳者が そう多くないからではないかと思っています。
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