新卒で採ろうと思っている就活生に対し企業の身上調査とはどこまで調べるのでしょうか？？ 家族構成や親の職業、宗教や借金歴…

Question

新卒で採ろうと思っている就活生に対し企業の身上調査とはどこまで調べるのでしょうか？？
家族構成や親の職業、宗教や借金歴まで調べるのか。犯罪歴や思想関係にも調査は及ぶのでしょうか？？良かったらぜひ教えてください。

Answer 1

リクエストありがとうございます。
私の知っていることは全て答えさせていただきますが、各会社によって異なる面はあると思いますが、東証一部上場企業の大手製造業の弊社の場合に関しての実態ということで読んでいただけたらと思います。

昔では有り得ない、新入社員が糖尿病でも、それを理由に不採用に出来ない、随分個人の人権を尊重する採用している昨今です。そういう新入社員が配属された部署では、その人の勤務体系や教育カリキュラムを他の新入社員と異なるプログラムを作ることになります。学生運動華やかなりし頃は随分、興信所と使って思想調査をしたと聞きます。赤思想の人間が会社に入り込むと、赤旗を振ってすぐストライキを先導したりとい時代もあった聞きます。しかし今では、個人の人権に配慮し思想には立らず採用を進めています。

今では、採用の判断できる材料は極めて限定的だと思います。

●理系の場合
❶エントリ―シートに記載の身上調査内容(家族状況・親の職業・趣味等)
➋大学からの内申書(成績表・出欠状況・サークル部活状況)
❸一般面接の評価、筆記試験(英語のみ)の結果
❹専門・技術口頭試問の評価、

●文系の場合、上の❶〜❸。
ただし、❸は課長→部長→役員のトーナメント制勝ち残り。

総合的に判断されるとはいうものの、実は、面接官の責任者(採用して自分の部下にしたい人事権のある部長以上)の考えひとつで、決まる場合が多い。私がその立場でしたが、課長や人事の担当者は理系は成績重視で選抜しているから、最終判断する私は別の尺度で選抜していました。成績が少々悪くても、入社後、伸びる人をある面接の質問一つの答え方で、合否を判断していました。会社によっては、理系は大学院しか採用しないところもありますが、弊社の場合は、学卒・修卒公平に採用する方針で、成績は学部時代の評価で比較するので修卒の人が落ちて学卒の人が受かることも普通に起こります。修士のピンポイントの技術や知識が欲しい訳でなく、学卒でも早く仕事を覚えて人脈を築き、2年間で修卒以上の働きが出来る人の方が欲しい訳で、人の器の大きさで最終的には判断することになると思います。

すぐに管理職になり経営職になり、役員になる器の人を採用したい訳です。

以上が私の知る限りの回答ですが、言いたいのは、個人の人権や個人情報にも配慮して、宗教、借金歴、犯罪歴、思想関係の情報は一切持っていません。それどころか、よく駅弁教師に言われたという、「指定校推薦で大学に入学した奴は、就職のときに不利になる」というような話がこの知恵袋でもよく聞きますが、入学形態が学力試験で合格したのか、推薦入試だったのかという情報は全く試験官は情報を持っていません。また、大学での実績がすべてですから、不正で入学してない限り、入学形態は問いません。

もし、他のことでお聞きになりたいことがありましたら、通信などでお願いします。いろんな企業との付き合いや取引を通じて各業界のイメージもある程度分かります。