解決済み
NHKの朝ドラの脚本を書きたいと思うのですが、どうやって選定されているのでしょうか? 書いてみたものを送れば、プロデューサーなどがみてくれますか?
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すごいことを考えますね(苦笑)。 朝ドラの脚本を書きたいのであれば、先ずシナリオライターとしてプロデビューすることです。そしてテレビドラマなり映画なりで評価の高い作品を幾つか世に出すことです。二十年、三十年、業界の第一線で活躍し続けていれば、チャンスが巡ってくるかもしれません。 もっとも、朝ドラに適した作風もありますから、実力があるから、キャリアがあるから朝ドラを書かせてもらえるとは限りません。毒のある作風の作家、難解な作風の作家のところには絶対に話が回ってこないでしょう。 何より、シナリオライターとしてかなりの実力を身に付ける必要があります。 昨今、テレビドラマは三ヶ月完結が普通です。前後に特番が入って、十話完結というのが基本になっています。 一時間ドラマと言いますが、ニュースの枠などが入って56分。コマーシャルをスキップすると46、47分というところです。十週全部足しても470分。初回最終回が延長特番と考えても、せいぜい500分前後というところです。 朝ドラは毎日、正味の15分。それが月曜から土曜まで毎日放映されます。一週合計90分。民放の一時間ドラマ二週分を毎週書き上げなければいけません。映画に例えるなら、短めの映画作品を毎週一本書き上げていく計算です。 年間で考えるならば、民放の一時間ドラマ約10クール分、映画ならば50本分、同じNHKの大河ドラマと比較しても二年分の長さのドラマを作らなければならないのです。 しかも、民放のドラマのように一話完結という訳にはいかない。途中紆余曲折を挟みながらも、ざっと75時間のドラマを一つの流れとして書き上げていく力量が必要です。 ヤフー知恵袋でも、今年の朝ドラはつまらないなんて発言がよく出てきますが、あれは、プロの野球監督の采配をど素人の野球ファンが批評しているようなものです。今現在プロのシナリオライターとして活躍している人たちの中でだって、朝ドラを一年間担当する技倆のある作家さんはそんなに多く無いと思います。 とりあえず、50週分、300話分の箱書きを作ってみたらいかがでしょうか。もし中だるみさせることなく300話の箱を作ることができなければ、朝ドラデビューなんて全く不可能です。 少なくとも、私には絶対に無理だ(汗)。
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