画像や映像そのものの研究がしたいなら情報系です。 画像や映像を表示するデバイスの研究がしたいのならば電機電子系でしょう。 ただ学科の名前なんてのは結構いい加減で、まず先に研究室がいろいろあって、その研究室が属する学科に名前を適当につけているだけだと思います。ですから、あなたが興味を持つような研究室がある学科に行くのが一番です。 もしもあなたが興味のある画像解析をしている研究室が機械系にあるのならば、機械科に行くべきだということです。(まあ画像解析を機械科の研究室がやっていることは無いと思いますが、一例として) 概ね最初に述べたとおり、電気電子学科ではデバイスなどの物理的な実体のあるハードウェアを扱う研究室が多いです。 たとえば情報通信用の半導体を扱っているような研究室があれば「電子情報学科」などと表記するかもしれません。 画像や映像に関することであれば、たとえばブラウン管テレビ、液晶テレビ、プラズマテレビなどがありますがこれらにどのようなイメージを持つでしょうか。 実は今はほとんどないブラウン管も、たとえばサッカーの試合やゲームなどのように人や物がすばやく動き回るような映像を扱うにはこの中では最も優れています。液晶は最も不得意としており速い動きはボケて見えてしまいます。 画像を高速で切り替える際は、要するに画面の発光を切り替えているわけですから、電子や光に関して良い特性を持つデバイスが欲しくなるわけです。もしかした ら将来テレビが液晶から新たな違うものに代わるかもしれません。 情報系では基本的に物理的な実体ではなく、あるものを数値として扱ってコンピュータの世界で処理します。普通画像というものは行列で表現されますが、その際に画像を表現できるような行列がいかなる物であるかを考えることになります。その際できることならば行列のサイズが小さいほうがコンピュータへの負荷は小さいです。元の画像を圧縮してサイズを小さくしたとしても、元の画像としての情報を失うことなく復元できるような最低限必要な特徴を抜き出すということです。あるいは様々な種類の画像を、あらかじめ選んでおいた画像を重ねて自由に表示できるような方法の研究もします。つまり表現したい任意の行列を線形結合で作れるような行列の組み合わせをいろいろ考えるということです。 おおむね光を出す物理的なものに興味があるのか、画像を処理する数理的手法に興味があるのかで研究室をいろいろ見てみれば決まってくると思いますよ。
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