まずはじめに、日系企業のCSR(Corporate Social Responsibility=企業の社会的責任)のランキングを調べてみましょう。バタゴニアやTOYOTAはまだこのCSRという域から出てません。 CO2削減や、木を植えたり、東北に寄付したり、従業員による地域の清掃活動やボランティアへの参加などはこのレベルです。 そこから更に進めばポーターが提唱したCSV(Creating Shared Value=共通価値の創造)という段階に進みます。 「共通価値の創造」は、コンプライアンス(法令遵守)やサステイナビリティ(持続可能性)の追求のさらに上を目指す考え方です。中長期的な視野を持ち、社会的状況や経済状況を鑑みて、社会的意義のある事業活動を行っていく事で、より企業経営を堅実に行っていくことを目指しています。 社会と株主双方に取って価値を創出していくことが求められています。 企業としては、優れた人材と資本の両方の資源を投入して、関係する全てのステークホルダーとともに、事業活動として価値創造していくことが必要です。 日系の上場企業でCSR部門という部がある企業は15〜20%ぐらいありますが、CSVの部署があるのはキリンぐらいですね。味の素にもCSV関連の部はあります。 大和証券グループ本社などもワクチン債という商品があり、CSVに近いでしょう。あとはサラヤ株式会社とかですかね。本業と途上国の衛生改善を積極的にやっています。 興味があるならSRI(Socially Responsible Investment)も調べてみましょう。 企業のCSRに配慮した投資で、欧米にはSRIファンドというものもあり、CSRをちゃんと実施している企業が投資対象になります。
< 質問に関する求人 >
トヨタ(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る