NYで働いている美容師さんに質問です！！ NYで一から勉強し日本に帰ってきても通用しますか？？

Question

NYで働いている美容師さんに質問です！！
NYで一から勉強し日本に帰ってきても通用しますか？？

Answer 1

帰国後の雇用に関してはご存知かと思いますが日本は海外美容師資格と経験を認めない為に帰国後日本で資格を得る必要があります。日本で資格を得て直ぐにNYに行き帰国した際にその経験や知識を認めて採用する美容室もしくはそれら特殊ノウハウを必要とする顧客が揃う美容室がどれだけあるかも調査すべき。東京には外国人が多いので需要はあるはずですね。まず英語が堪能である美容師は少ない。技術的に何となく要望に答える事が出来たとしても海外の文化やファッションセンスを知らずに良い対応は出来ません。ただし集客には努力と時間がかかるでしょう。

技術知識面から語ればNYはアメリカでも最も多国籍住民が多い場所ですから欧米人を始めアフリカ系、スペイン系、当然アジア系と様々は髪に接し学ぶ事は可能。さらにこれらの人種のミックスによる複雑な髪種を学ぶ事も可能。日本とは違い流行により大半が同じ格好をしないアメリカでは人種や文化、基本的には髪質に合った技術や製品を元に独特なスタイルを作っているのも勉強になります。様々な髪質、文化、ファッション、技術、歴史などのノウハウを身に付けるとそこから新たなノウハウが生まれる可能性は増します。日本人の髪質にも変化があり過去には珍しい程柔らかい髪質が目立ったりハーフも増えている事などを考慮するとNYで得られるノウハウは十分通用すると考えられます。

マーケティング面から語れば少子高齢化が進む日本では現在美容界も縮小しています。景気もまだまだ良いとは言えない中安い物だけが売れているかと思えばユニークブランドや高級品なども売れているのは貧富の格差が開いているからでしょう。一般的にお金を持っているのは高齢者と外来人。貧富の格差が広がるにつれ美容界も2通りに分かれる可能性があります。安く早く正確にと値段よりも数を多く取る方針と差別化を押して高級化を進める方針。日本で学び経験を積む美容師のノウハウには差ほど違いは無く差別化を目指そうにもどこから初めて良いのか解らずにいる美容師が多い。そこにNY（に限りませんが）で得たノウハウが役に立つ可能性は多いと考えれます。

ただしこれらを現実にするには相当NYで経験を積まなければなりません。十分な経験を得られる程NYで滞在し英語を自由に話し多国籍人種の髪に触れ世界のファッションキャピタルの一つであるNYでの生活やそこで得られる経験をした後日本に戻って美容師をしたいかは疑問ですね。何を目的で美容師でいるのかにもより増すが美容が好きでファッションが好きなら経験や刺激が豊富なNYで働き続けたいと思うかも知れませんよ。日本人の髪質は大体同じ、色も大体黒め、さらにまだまだ流行にはまり大半が同じ格好をしたがる。美容師としての面白みがどこにあるのか、それはそれぞれが決める事でしょうが白身魚だけよりも色々な種類の魚が有った方が楽しめると考える人は多いのでは無いでしょうかね。

頑張って下さい。ちなみにNYはアメリカで最も美容師になる資格が低い州ですが英語は話せないとNYに行ってもアジア系もしくは日系の美容室で働く様な事になりかねませんよ。そうなると日本で仕事をしているのと差ほど変らない可能性がありますね。NYで特殊ノウハウを得たいのであれば日本人が自分一人で客にも日系が少ない美容室で働くべきです。