私はISO9001とISO14001の管理責任者を10年以上やっておりますが、当社では何の負荷もなく認証維持しています。 なぜなら、実務しかやってないからです。いわゆるISO文書も「ISOの取り組み」というものも一切ありません。内部監査やマネジメントレビューという名称のイベントもやっていません。そして、それらがないことで何も困っていません。 「本質を理解し、業務に組み込み、うまいこと活用」とは、具体的にどういう意味でしょうか? 1)なぜ「本質を理解」しなければならないのでしょうか? ISO9001の本質は品質保証であり、ISO14001の本質は社会経済的ニーズとバランスをとりながら環境保全及び汚染の予防を支えることにあります。それだけのものです。本質を探究しなければならないほど高級なものではありません。 2)なぜ「業務に組み込み」なければならないのでしょうか? わざわざ業務に組み込まなくても、貴社のマネジメントシステムは創業当時からあるものです。そして、その創業当時からあるマネジメントシステムが、品質保証や環境管理の面において適切であるかどうかを監査するためのツールがISO9001規格、ISO14001規格です。業務に組み込むものではありません。 3)なぜ「うまいこと活用」しなければならないのでしょうか? よって、活用するという考え方が間違っています。ISO規格は活用するものではなく、適合していることを確認するためのスケールです。 「ISOの取り組み」なるものが本当に必要なのか。なぜ、実務から離れてそんなものに取り組まなければならないのか。それを考える時期にきているのではありませんか? ちなみに、「毎年の更新の為だけに、形だけの取り組み。ほぼ帳尻合わせ」とのことですが、当社では審査の前に何も準備しません。ありのままで審査を受けます。 なぜなら、実務しかやっていないからであり、実務に必要な文書や記録は当然ですが全部揃っているからです。なので、何もする必要がないわけです。 かつてはISO文書やISOの記録というものがありましたが、審査員しか見ないので必要なしと判断し、全部廃止しました。
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