解決済み
こんにちは。公務員試験論文の添削をお願いしたく投稿しました。 心優しい方お待ちしています。 問題:現代の日本では少子化が進み、子供の数が年々減少している。かかる現状について、その問題点とそれに対するあなたの考えを述べなさい。 ※三修社、1週間で書ける!公務員合格作文から抜粋。 現在の日本における少子化の背景には、女性の社会進出が進んだことにある。仕事と子育ての両立が難しく、子供を産まない女性が増えたのである。また、国民の暮らしが豊かになり、子供一人にかかる費用も増大しているのも要因として考えられる。また晩婚化、未婚化が進み、合計特殊出生率は欧米先進国と比べ1.3前後と低い水準となっている。この現状が続く限り多くの問題点が出てくる。 まず、人口減少に伴い、高齢化に対応できないこと労働人口が減り、高齢者が増えることは、若者に対する社会保障費給付の負担を大きくしてしまう。また、このことにより、若者が所得の中から自由に使える額が減ってしまい、消費の落ち込み、ひいては経済の停滞も招きかねない。そのような状況下で相当なお金のかかる子育てに踏み出せない若者が増え、さらなる少子化に拍車をかけることも予測される。 以上のような問題点を解決すべく、行政は早急に対策を講じなければならない。ここでまず若者の経済的負担を軽減させることが必要である。まずこれまで以上に補助金の支出を厚くすることが求められる。例えば、保育所や病院の無償化などが挙げられる。子供が生まれたからのお金の心配をせず、安心して生活できる環境が大切である。 2つ目に仕事と子育ての両立の面から考えれば、出産した後でも仕事を続けられる環境づくりが必要となる。女性だけでなく、男性も育児休暇や短時間勤務を取得しやすくすることも効果的である。待機児童対策としては保育所を増やすのがよいのだが、保育士不足が深刻である。しかし、保育士の免許を持っていながらも保育の仕事をしていない人が大勢いる。その多くの人たちが保育職に復帰しない懸念材料となっているのが低賃金である。数十年勤続しても、なかなか賃金が上がらないのが現状である。これに対する対策として法改正が早急に求められる。 いずれにせよ、安心して子供を産み、子育てできる社会づくりが長い目で見て少子化に歯止めをかけるのだと考える。
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拝見いたしました。ここの使い勝手では添削は大変ですので、すみませんがとりあえずアドバイスのようなものをしたいと思います。 まず、実際には想定している試験区分での出題や採点の方針次第でしょうが、この取り組まれた問題の内容を素直に捉えれば、冒頭の少子化に対する所見はやや蛇足感があります。少子化の現状を前提に、単に少子化がなぜ問題なのか、それをどう思うのかを答えれば良い問いになっています。 この後の本体の導入として、うまく言及するならば良いのですが、この論文では、女性の社会進出が背景であるとか、一人当たりの子育て費用増大「も」要因とと触れただけで、その後の本体の話を散漫な印象にしてしまっているように思えます。また、欧米と比べて出生率が特別低いということはありませんよ。フランスなど一部の国を除けば、先進国共通の状況です。突出しているのは高齢化スピードと率です。 他の試験と異なり、問題文がシンプルな分、パッと要旨は伝わるのですが、実際には論文の問題文は一文字一文字が磨き抜かれています。何度も読み直して、微妙な言葉遣いや助詞の使い分けなども意識して良く理解してから書き出す癖を付けてください。 また、論文ですので、そもそもどういう構造で何を語るのかを明確にしましょう。今の論文の要旨は以下のように見えます。 <序論>女性の社会進出や子育て費用の増大などにより少子化が著しい <本論1> 少子化は若者の経済的負担を増し、ますます少子化を加速する →若者の経済的負担の軽減が必要 <本論2> 出産後も仕事を続ける環境が不十分 →男性の勤務時間を減らすとともに、法改正で保育士の賃金をあげ、保育所増 序論での問題認識から、本論へと展開しているようですが、その関係がちょっとあいまいな印象です。また、上でも触れましたが、そもそも問題文に立ち返ってみましょう。問われているのは、子供が減ると何が問題であり、それについてどう考えるかです。今の論文の内容は少子化が問題であることを前提に、その解決策を意識した内容になっています。一部、社会保障制度の安定的運用に懸念が生ずるような記載もありますが、その視点は少子化がさらに進む要因になるという面でのものになっており、少子がなぜ問題かという面では少々堂々巡りな内容になっています。 本論1については、社会保障制度の重要性やその継続的維持には財源やサービスの安定的な確保が必要であり、そのためには経済規模の維持や社会保障費用の負担者や社会保障サービスそのものの提供者を一定程度確保する観点から、将来それを担う一定数の子供が生まれ続ける必要があるという論調になると思います。 本論2については、今の内容を活かすとすれば、女性が社会進出して、仕事も子育ても男女どころか社会で支える仕組みが整っていてはじめて、結婚するもしないも出産するもしないも自由に選べる本当の豊かな社会なのだというようなことを記述するのかなと思います。その面で、子供が減る社会は本当の豊かな社会ではないという問題があるのではないかという主張になるでしょうか。 以上のように問われている内容にストレートに答えた上で、さらに完成度を高める段階で解決策に向けたご自分の意見を書き込むというイメージなのかと思います。 どう書き換えれば良いのかという具体的な添削になっていないのは申し訳ないですが、論文というものをどう考え書けばよいのかという本質的なところについて理解できるよう配慮したつもりですので、ご容赦ください。 蛇足ですが、もともとの論文はきっと、 「現代の日本では少子化が進み、子供の数が年々減少している。 かかる現状を解決するために必要なことについて、その要因や問題点を踏まえてあなたの考えを述べなさい。」 といった問いに対する回答なのだと思います。仮に問いがそうならば、今度は個々の論理の展開の仕方などについて、具体的な添削が別途発生いたします。しつこいようですが、ちょっとした問題文の違いが論文の内容を180度変えることもあります。丁寧に対応してください。
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