高3受験生です 進路についてですが、2年の最後に英語に目覚めるきっかけがあり、今までは全く得意ではなかったですが、英語…

Question

高3受験生です
進路についてですが、2年の最後に英語に目覚めるきっかけがあり、今までは全く得意ではなかったですが、英語を勉強したいと思っています

最近小学校で英語が必修になったんですよね？
私も小学生に英語を教えたい、と思ったんですが、あれって英語だけ教える先生、というものはないんですか？
教員免許とって採用試験受けて、全科目教えられる小学校教師にならないといけないんでしょうか。
正直他教科は全く教えたいという気持ちがありません
英語を教える先生になりたいです
そんなことできないんですかね？

よくわからなかったらすみません
よろしくお願いします

Answer 1

ちなみに意外かも知れませんが・・・

小学校で英語は必須になっていません。
それ以前に中学校や高校でも英語は必須になっていません。

まあ実質的には必須みたいな物ですが・・・

とりあえず中学と高校では教科としては「外国語」が現在必須になっています。
このため中学と高校では外国語をやる必要がありますが、「英語」以外に「フランス語」や「中国語」、「ウルドゥー語」などでも実はＯＫです。

ですが大学入試にウルドゥー語で挑むなんて事は実際には外国語学科のある大学以外は難しいため、ほぼ全ての中学や高校では事実上英語をやっています。
ただ一部の私立などでは英語以外に第二外国語と言う形で別の言語をやっている所もあるでしょう。

続いて小学校ですが・・・
ここが一番ややこしいです。
現在は「外国語活動」と言う授業が行われています。

が、外国語活動と言う名前のように、色々な外国文化などを学ぶことが目的なので、色々な言語などを学んだりして行く事が必要となっています。
と言うわけで英語もやりますが、色々な言語の内容をやる事になっています。

また小学校で外国語活動は現在も実施されていますが、2020年からは教科としての「外国語」が小学校で始まります。

現在は5～6年生が外国語活動です。2020年からは3～4年が外国語活動、5～6年が教科としての外国語です。

ちなみに・・・
"教科として"と言う表現が実は重要です。

教科=成績がつくもの&教員免許が必要なもの

と言う意味です。

例えば中学にある道徳ですが、教科ではありません。
だから道徳の中間や期末テストはありませんし、成績もつきません。

同様に特別活動(LHRとか体育祭とか文化祭のこと)も教科ではないので成績はつきません。

そして現在の小学校の外国語活動も教科ではありません。つまり現在も成績がつきません。
が、2020年から5～6年生は教科としての外国語になると言う事なので、成績がつくようになります。しかし3～4年は教科になっていないので、外国語活動には引き続き成績がつきません。

と言うような感じになっています。

ちなみに・・・
もう一度さっきの話を思い出して下さい。

教科=成績がつくもの&教員免許が必要なもの

です。

つまり現在の小学校での外国語活動は教科ではないと言う事は、教員免許が不要となっているんです。
教員免許が不要なので、免許を持っていない外国人のALTが指導出来る訳です。

ただ英語を指導出来る外国人が全小学校に1年中居る訳ではないので、大半の学校では日本人が指導しています。
その関係で、小学校英語指導者と言う求人が各地で出ています。
そして採用されたら小学校の外国語活動の指導だけを現在しています。

と言うわけで最初の質問に戻りますが、小学校で外国語活動だけを担当したいと言う事であれば、小学校外国語指導者としての求人に応募して採用されれば問題ありません。

ただ質問者様は現在高3なので、大卒になったタイミングが調度2020年だと思います。
そうなると指導の対象が3～4年になります。
それでも良いかと言う部分を検討する必要があります。

ちなみに2020年以降に小学校の5～6年で英語を担当したい場合には、小学校の教員免許が必要です。
が、それだと全科目指導が必要になります。

ただ実は英語だけを指導する方法が制度上はあります。

具体的にはというと、これは英語とか関係なく教員免許制度の全ての教科に当てはまるんですが、中学または高校の免許を持っている場合、持っている教科に限り小学校で指導が出来ると言う制度があります。

小学校を思い出してもらうと、音楽だけ担当している先生や家庭だけ担当している先生、図工だけや体育だけと言う先生が居たかも知れません。
これらの先生は中学か高校の免許を持っている先生達で、その教科しか指導出来ない訳です。
ただ教科じゃない物には教員免許は不要なので、朝の会などについてはこれらの先生が担当して良かったので、担任がお休みの場合には臨時で朝礼とかをやっていたりした訳です。

と言う訳で、2020年以降に小学校の5～6年に英語だけを指導したい場合には、中学か高校の英語の免許があれば指導可能です。
が、当然小学校の免許を持っている先生も英語が指導出来る訳です。

小学校の時も男性教員が担任の場合に音楽だけ別の先生と言う事があったように、担任が苦手な場合だけ教科担任になります。
なので学校によって英語が得意な先生が多い場合には教科担任の求人がない場合はあります。

と言う訳で、担任を絶対に避けようとすると3～4年の教員免許なしの方を選択するか、5～6年の中高英語免許でのチャレンジかになります。

制度上は出来るには出来るとは思いますが、実際に求人はあまり多くは無いので情報収集が大切だとは思いますよ。
チャレンジする場合には頑張って下さいね。