私は現在大学生ですが、大学を卒業したら図書館の司書さんになりたいと考えています。

Question

私は現在大学生ですが、大学を卒業したら図書館の司書さんになりたいと考えています。司書が公務員試験だということはなんとなくわかったのですが、私の住んでいる自治体の公務員試験の詳細をみていると「司書」という欄がありませんでした。私の住んでいるところでは図書館司書という職業はないのでしょうか？

Answer 1

まず、「司書」資格の名称であり、職業の1つです。
そして「公務員試験」とは、国や地方自治体の職員を採用するための試験の事です。

つまり、「司書」であっても「国や地方自治体の職員」以外の場合には、公務員試験によって採用されません。例えば、国立大学法人の大学図書館で働く司書は、公務員試験ではなく、国立大学法人の採用試験を[図書]の区分で受けて採用されています。

さて、質問者さんの文章を拝見するに、質問文の「図書館」は都道府県や市区町村が設置する公立図書館の事だと思われます。
「「司書」という欄がありませんでした。」から考えられるパターンは3つです。どのパターンかは自治体名が分からなければ分かりません。

1．司書職の採用をしているが、その年は募集していない。
図書館が増えたり、極端なサービス増でもない限り、そこで必要な人も増えません。つまり、辞める人がいなければ、新しく人を採用する必要が無いのです。欠員補充のみの図書館だと10年以上採用がかからないことも珍しくありません。
その年の募集要項を見ても分からなければ、図書館か人事に聞けば職種として司書職があるか否か教えてくれます。

2．自治体の行政職が配置になっている。
自治体職員の採用試験を行うには、かなりのお金がかかります。しかも、司書職として採用してしまうと、人事異動もしにくく不便です。かと言って全く動かさなければ組織が腐ります。
この為、一般行政職(職名は事務だったり、行政だったり。)で一括採用をした人の中から司書資格を持っている人を図書館に配置している自治体もあります。（まぁ、資格の有無に関わらずに配置する自治体もたくさんありますが…。）
日本唯一の国立国会図書館も、司書職採用はせず、採用枠を一本化していますね。

3．自治体が運営していない。
○○市立図書館という名称でも、運営は業務委託や指定管理やPFIなど自治体直営ではない図書館はたくさんあります。特に指定管理の場合、自治体の職員は図書館にはいません。委託だと図書館担当職員は自治体のどこかにいますが、あくまで司書ではなく契約の監督・管理者です。
ただ、「住んでいるところでは図書館司書という職業はない」という事ではなく、受注した企業側が司書の採用をしている可能性があります。この時、司書は企業の社員(非正規の事が多いです。)ですから、公務員ではありません。

Answer 2

いざ受験したいとする年齢が来たら他県など調べ
採用しているところを受験しましょう。
あなたがいきたいところに採用枠がなければ仕方ありません。

Answer 3

正規採用を取りやめてしまった自治体の方が多いんですよ。必要な人間は派遣、一年毎の臨時職員、パートで補っています。あなたの住む自治体もそうなんでしょう。正規採用が復活することはもうありません。

たまに正規採用を行う神奈川県の例です
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f4729/p13046.html

昨年「5名」もの大量採用を行っても倍率は10倍。当然今年は採用なし。過去に遡ると30、60、88倍とかいうような狭き門です。

筑波大の図書館情報学とか早稲田、慶応レベルでないととても合格出来ない狭き門です。

どうしても正規採用の司書に拘るなら、採用を行っている都道府県・自治体どこへでも行く覚悟が必要です。もちろん学力も。

Answer 4

＞図書館の司書

非正規雇用の代表格の一つだよ。

「働かなくても生活できる」
ような資産家の家柄でもない限り、
手を出さない方がいい。

http://www.jla.or.jp/tabid/334/Default.aspx
http://jp.indeed.com/%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8%E5%8F%B8%E6%9B%B8%E9%96%A2%E9%80%A3%E3%81%AE%E6%B1%82%E4%BA%BA
http://lib.job1st.net/

まぁ、世間的には、「フリーター」の一種だね。