この前警察２４時とかいうテレビを観ていましたが、警察官って勤務時間は不規則なんですか？

Question

この前警察２４時とかいうテレビを観ていましたが、警察官って勤務時間は不規則なんですか？事件のことを色々調べて、会議している映像のときに映った時計は２２時でした。
そして、犯人逮捕は翌朝ってことで朝の６時頃に車を発車させて犯人の家へ向かっていました。これって一般の会社のような勤務で、会議のあと仕事終わって家に帰ってまた早朝から仕事なんですか？
それとも会議の２２時と、翌朝の６時では一つの勤務時間内なんですか？工場でも３交代ってありますし、そんな感じで仮眠が少しある程度の夜勤だったのでしょうか？

Answer 1

刑事課の刑事さんに「定時」というものはありません。

交代制勤務となる，交番やパトカーなどの地域課，交通課の方は「２４時間勤務の３交代」ですが，刑事課の方は「日勤」といって，いわゆる「９時～５時」のイメージの勤務になります。

刑事課のお巡りさんは日勤業務の他に当直業務があります。事件はいつ起こるか分からないので，当直日は署で仮眠したり，覆面パトカーで警らに出たりします。

また，テレビでやっているような事件だと，早朝出勤や深夜残業は当たり前です。
犯人逮捕を「朝６時」としているのは，逮捕に際して「捜索差押え（いわゆる「ガサ入れ」）を行うのですが，捜索差押れを許可する捜索差押許可状（いわゆる「捜査令状」）は，特に許可がなければ，日の出から日の入りの間しか行えません。
それと，早朝というのは，たいていの人は「寝ていて起床し，出勤する」という活動ですから，仕事に出かけるときを見計らって確保するのが確実なんですよね。

また，周囲の人が起きている時間に逮捕しようとすると，近隣者が気づいてしまいます。そうなると残った家族が辛い思いをすることになりますから，そのあたりを配慮しています。

ですから，事件が発生すれば「今日は帰れない」し，捜査が長引けば「当直でなくとも，深夜に張り込み」などが起こります。
本当に大変な仕事ですよ。

余談ですが，刑事さんって，スラックスにワイシャツとネクタイ，安っぽいジャンパーなどを着てるでしょ？
あれは，私服姿でも被疑者と格闘しなければならない事態があるからです。
格闘すれば，上着は破れる，ズボンは汚れると，大変らしいです。
しかし，制服ではないので「支給」されません。
ですから，通販などで「安いけど，安っぽく見えない服」というのを探してきているそうです。
ある刑事さんは「通販で購入できるサイズでないと困るから，体型を維持するのが大変なんですよ」と笑ってました。