解決済み
テレビ業界において「制作」とは、役目・立ち回り的にはどの部分を指すのでしょうか?お詳しい方、できれば「完全分業制」にて、解説よろしくお願いします! 当方、30代の音楽家です。 近々、テレビのディレクターさんと仕事(劇伴・効果音・選曲・ナレーション)をするのですが、現在メールのやり取りをしていると…テレビ業界においての「制作」という立場?工程?が、どの事を指すのかちょっと分かりません…。 もちろん、番組の規模や形態(委員会方式、キー局内で完結、キー局が下請けを主に回すなど…)にもよると思いますが、音楽の「アーティスト制作」や「音源制作」よりも、かなり分業が細かいように思えて、ちょっと様子が掴めません…。 音楽の「アーティスト制作」や「音源制作」の場合、大手メジャーモノでも、完全分業制ではなくある程度兼任してる事が多いです。 それは、制作プロデューサー(A&R)が、サウンドプロデューサーや作曲家・編曲家も兼ねてたり…制作プロデューサーが、プロモーター、エンジニア(録音)、マネージメントを兼ねていたりする事もあります。 上記の、近々お仕事するディレクターさんは編集マンも兼ねていて、そのメールからは… 「自分がディレクターと兼ねて『制作』に回ってもいいのだけど、今回は編集に専念したく…」「有能なAPに『制作』を任せて、現『制作』をエグゼクティブに回して…」「現『制作』は企画・構成能力は高いんですが、『制作』の能力が低くて…」など… ?????な、感じなのです…。 テレビ業界において「制作」とは、役目・立ち回り的にはどの部分を指すのでしょうか?お詳しい方、できれば「完全分業制」にて、解説よろしくお願いします!
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テレビ業界では、「制作」と「製作」があります。 簡単に説明すると、番組の制作・著作がテレビ局で、番組を製作するのが制作会社となります。 製作とは「道具を使ってものを作り出すこと」です。 では新しい番組がどのような工程で作られるのかを簡単に説明いたします。 1 企画・構成 ここで新しい番組の考案をし、 既存の番組では先の回の内容を論議し決定します。 2 プリプロダクション(仕込み) 撮影スケジュールを作成し、必要なキャストのオーディションを行い、ディレクターを決定し、技術スタッフ(カメラ、音声、照明、特機等)やナレーター、音効・選曲スタッフをブッキングし、ロケハン、撮影許可申請を行い、ポストプロダクション(編集、MAスタジオ)を予約したりするのがこの段階です。 3 プロダクション(撮影) 台本、スケジュールに基づいて撮影を行います。 4 ポストプロダクション(仕上げ) オフライン編集を行い、予定の尺に仕上げたら本編集を行います。編集が終わったら、MAスタジオでレーション収録、効果音、音楽をつけ、ミックスして番組が完成します。 番組作りにてプロデューサーの役割は金勘定、スタッフィング、対クライアント・スポンサー対応が主な仕事です。 ディレクターの仕事は、ロケハンを行い技術スタッフとカメラアングルや演者の動きを決め、撮影時に的確なディレクション(指示)を出し撮影を完結させること。ディレクターによっては、編集まで行う場合をありますし、また番組によっては専門のオフライン編集マンが編集を完結させる場合もあります。 制作(AD)は、撮影スケジュールを作成し撮影進行を管理したり、技術スタッフのスケジュール調整を行ったり、弁当の手配や収録テープ管理等を行います。感覚としてはディレクターの裏方となって番組作りを支えるのが主な仕事です。 基本的には演出には関わりませんが、ディレクターや技術スタッフ等の仕事が円滑に行われるためのサポート役で、企画段階から仕上げまでの全ての行程で番組作りに携わります。 アシスタントプロデューサー(AP)の仕事は、文字通りプロデューサーのアシスタントでスポンサー対応に忙しいプロデューサーに代わって予算管理を行ったりします。 ですから規模の大きな番組作りでは、ディレクターが制作やAPを兼任すると大きな負担がかかってしまいます。
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