建築士とは資格の名称であって、職業の名前ではありません。なので、設計の仕事をする人 もいれば、現場管理(監督)の仕事をする人もいます。 ただ、造る人になる事はありません。両方やる人もいない訳ではないと思いますが、両方半人前になってしまうのではないかと思います。 設計の仕事はお客さまの要望を聞いて、建築関連の法律や建物の工法、構造、材料、更に費用の知識を駆使して設計図にまとめる。更に役所などに申請書類などを出したり、建物を建てる前の仕事が多いです。 工事が始まってからも設計通りできているか確認したり、設計図面で書ききれない細かい部分を調整したり、色を決めたり。とにかく、たくさんの知識が必要です。ま、いきなり一人でやる訳では無いので、最初の数年は先輩の手伝いです。 よく勘違いされがちなのは、設計者が建物のデザインを考えていると思われますが、提案する事があっても決めるのはお客さまです。設計者の意見を押し付けてはいけません。所詮、サービス業ですからね。
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