弁護士になる為には？ 司法試験

Question

弁護士になる為には？　司法試験最近弁護士を目指してみたいと思うようになりました。弁護士への道はそう簡単なものではないことは百も承知です。
しかし何事もチャレンジしてみたく勉強を始めようと思うのですが、弁護士になるにはどうすればよいのか全くわかりません。
司法試験を受けて合格すればなれるのですか？自分は大学卒ですが法律科ではなく国際言語科（英語）です。弁護士になるにはやはり法律科の大学を出ないといけないのでしょうか？弁護士になるための道のりを教えてください。

補足

回答ありがとうございます。ロースクール卒業後５年以内に３回受けられて落ちたら終わりですか。お金と時間をかけての挑戦になりますが、もしこれでなれなかった場合、相当ショックですよね。３回落ちてしまった人はその後どうなるのでしょうか？何かロースクールを活かせるでしょうか？

Answer 1

旧司法試験を受けるという方法もありますが，合格者が非常に削減されて，今からの勉強では追いつかないので，新司法試験を受ける方法をご紹介します。

まず，法科大学院（ロースクール）を受験します。
ロースクールは，大学を卒業していれば，受けることができます。学部は問いません。
ロースクールには，既修者コース（２年）と，未修者コース（３年）があります（全く別のコースではなく，既修者は，未修者の２年目の人たちのところに入学します）。
既修者コースは，主に大学で法律を学んできた人が，未修者コースには，その他の学部だった人が入ります（他学部の人でも，既修者と同じくらいの能力があれば，そちらに入学はできます）。

３年（または２年）ロースクールで学び，卒業したら，新司法試験を受けることができます。
これは卒業後５年の間に，３回しか受けられません。したがって，３回とも落ちたら終わりです。
この試験は，当初８０％合格を目標に作られましたが，現在のところ，受かる人は半分以下です。
今後，もっと合格率が低下することが予想されていて，未修者はよほどがんばらないと受かりません。

これに合格すると，「司法修習生」という身分になり，１年間，裁判所や検察庁，法律事務所等で研修を受けます。
研修の最後には，通称「二回試験」と呼ばれる試験があり，これに受かると弁護士になれます。

補足について
すでに３回落ちた人はいます（ロースクール在籍中に旧司法試験を受けると１回にカウントされるため）。
これを業界の間では「三振」なんて呼んで恐れています。
三振すると、諦めるか、もう１度ロースクールに入り直すかの選択を迫られることになります。
ロースクールを活かすというのは難しいですねえ。
何せロースクールは、普通の大学院とは違って、法曹養成だけを目的に作られた機関ですから、法曹にならなければちょっとな・・・という気はします。
もちろん、法律を必要とする業務、例えば企業の法務部への就職などには多少有利に働くかもしれませんけどね。
他には、司法書士や行政書士等に転換するときにも、すでにした法律の勉強は役立つとは思います。
ただしそれはロースクールに在籍していた効果というか、あくまでも自分の勉強の成果ですが。