解決済み
一級建築士事務所に設計施工を一括して、平屋の建物を建設する工事をお願いしました。着工前に建築確認検査を受けますか?受けませんか?という質問を受け、回答に困ってしまい、法的に問題がなく、建物の使用を停止されるような処分を受けないのであれば宜しいのでは?半信半疑で回答をしました。そうすると、工期を来年以降にすれば、建築主事も転勤になって、そのままフェードアウトするから、建築完了検査は受けないとの結論に至りました。この一級建築士事務所とは工事の進め方等でもめて、工事途中で、当方で弁護士を立て、契約の解除を申し入れることになりました。しばらくすると、確認申請書のファイルが送り付けられてきて、内容を見て驚きました。何故なら、平面図(間仕切り)が実際の施工している設計図と確認申請図の平面図が違うのです。委任状にも完了検査は省かれており、申請業務のみになっていました。工期も一年後に修正されいました。現在は建物は一応は完成しておりますが、昨今の大雨で雨漏れが発生したり、一部仕上げ工事を省かれ(大工さんが、建築士より指示をされたと言っていました。)たり、ケラバの金物がなかったり、それらの補修費等を含めて、現在弁護士と精算を進めている状況です。その後、リフォーム会社や工務店等の一級建築士に相談したりしましたが、建築確認完了検査は受けないといけない、姉歯の偽造事件の前は、小規模物件は完了検査をなあなあにしていた行政もあったが、現在は必ず受けないといけないとのことでした。私の勉強不足でもあり、契約解除を申し入れないで工事完成の引き渡しを受けていたことを想像すると恐ろしくなります。このような一級建築の行為は建築基準法違反にならないのでしょうか?今後は新たに、まっとうな一級建築士に完成検査に向けた業務を依頼しようと考えていますが、一級建築士を変えるためには、前任の一級建築士に譲渡のサインが必要であるということを聞きました。前任の一級建築士は絶対にサインしないと思います。このような場合どうしたらよいのでしょうか?
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一級建築施工管理技士および元ゼネコン職員です。 まず最初に。 なんで一級建築士に設計と施工をお願いしたのか理解できません。 しかし、普通ならば建築士の方から施工を拒否するのが普通なんですけどね。 なぜならば、建築士事務所が工事を請け負うことは法律違反であるからです。 某番組の影響で、建築士が工事を仕切っているイメージがあると思いますが、一般的に設計事務所は工事しません。 それでも請け負う設計事務所って、おそらく悪徳不良業者でしょう。 根本のスタートが法違反なので、以降も滅茶苦茶なのは理解できます。 この案件の根本的解決方法は、もうすでに弁護士に委託するほかありません。 まず悪徳設計事務所への制裁、そしてシッカリした建設会社による修繕です。 間違っても建築士に依頼するのは止めましょう。 建築士事務所は設計をする会社であって、工事をするのは建設会社です。 アテがないのであれば、設計事務所から紹介してもらうべきです。 ちなみに何で設計事務所が施工をすることができないのか? それは建設業法で定められた建設業許可を取得していないケースが大半であるからです。 設計は建築士法による設計事務所登録を行えばよいのですが、工事は知事や大臣による建設業許可が必須です。 なぜ許可が必要かというと、こういったトラブルの際に問題発生の防止と、経済面での問題解決能力の有無を審査されるためです。 一般的には設計事務所には経済面での問題解決能力はありません。 資産なんて殆どありませんから、瑕疵が発生しても対応しません。 とにかく今後は優良な建設業者を探し出してください。 近くの地場ゼネコンやハウスメーカー、工務店から探してください。 絶対に建築士事務所に依頼してはいけません。 建築士事務所はあくまで設計のみを依頼してください。
すでに委任している弁護士に相談する これが一番手っ取り早いです。
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