廃棄物、いわゆるごみは、不法投棄されたり、適当な処理をされると、生活環境に大きな影響が出るため、「廃棄物処理法」という法律で、かなり細かい定めがあり、違反すると罰則が適用されるなど、厳しく規制されています。きちんとした運用を担保するために、「許可」についても、細かく規定されています。 ご質問の一般廃棄物収集運搬許可についてですが、まず、「一般廃棄物」について、説明します。 廃棄物は、法律で「一般廃棄物」と「産業廃棄物」に分けられており、産業廃棄物に該当しないものは、一般廃棄物であるとされています。では、産業廃棄物は何かというと、事業所から排出されるごみのうち、廃酸・廃アルカリなど11種類があるほか、事業所のうち「建設業」などの指定された業種から出てくるごみのうち、木くずなど9種類があります。 詳しくは次のHPなどを参照してください。 http://www.jwnet.or.jp/waste/knowledge/bunrui.html それ以外の廃棄物が、一般廃棄物ですが、これも家庭から出るものと、事業所から出る事業系のものとに大きく分類されます。事業所からでる「事業系一般廃棄物」のざっくりしたイメージは、オフィスからでる紙ごみや弁当の残りかすなどが中心でしょうか。 次に「収集運搬許可」は、きちんとごみを運ぶ機材などを保有した業者などに、市町村によって与えられるものですが、申請すれば必ずもらえるというものではなく、許可権限をもった自治体の判断によるものとされています。 なぜかというと、一般廃棄物は、市町村の責務で処理しなければならないことになっているので、発生するごみの量に対して、許可する業者がどの程度必要かという判断も、市町村ができることになっているからです。これも、廃棄物処理法に定められています。 また、特に家庭系の一般廃棄物、つまり家庭ごみについては、多くの市町村で「許可」ではなく、市町村からの「業務委託」という形で行われており、この場合は許可は無くても請け負うことができますが、委託をどのような形で行っているかは、各市町村によって様々だと思われます。 いずれにしても、一般廃棄物の収集運搬を行うことを検討されているのであれば、業を行おうと考えているところの市町村に相談されるところから始める必要があると思います。また、必ずしも一般廃棄物にこだわらないのであれば、産業廃棄物の収集運搬許可を得るという方法も視野に入れると良いのではないでしょうか。
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