「在庫管理」の意味は比較的はっきりしていますが、「物流管理」「物流事務」となると曖昧で、会社ごとに違った意味合いで使っていたりします。 とりあえず、だいたいこんなもんだろう、という私なりの見解を示します(物流のITシステムを保守して10余年のエンジニアです)。 ■在庫管理 出荷と入荷の記録を管理することで、データ上の在庫数量および在庫金額を、現実に倉庫の棚にある在庫とズレないように保持する。 また、破損や紛失が発生した場合、倉庫間で品物を融通する場合なども、随時、データ上の在庫数量、金額を実態と合わせる必要がある。 現時点に倉庫の棚にある数だけではなく、例えば「明日出荷予定の数」「3日後に入荷予定の数」も管理する。 ■物流管理 「この品物を、いつ、どの倉庫からどこへ出荷するか」 「この品物を、いつ、どの倉庫へどこから入荷するか」 を管理するのが最大の役目。 「おや、在庫管理でも出荷と入荷の記録を管理する…とあるのに、何が違うのか?」 と思われるかもしれませんが、在庫管理では「どこへ出荷するか」「どこから入荷するか」は意識しません。「どこへ」「どこから」はわからなくても、在庫の増減は管理できるからです。 一方、物流管理ではそれを意識します。 また、場合によっては「この品物を、いつ、どの倉庫へ入荷するために、どこの工場でどれだけ生産するか」も管理するかもしれない。 ■物流事務 例えば「この品物を、いつ、どの倉庫からどこへ出荷するか」を、自社の物流管理システムにばっちり入力したとしても、出荷先に何の連絡も無くいきなり送りつけるわけではありません。当然、出荷先である取引先と伝票のやりとりがあったりします。 また、決算月には在庫の棚卸しを行い、在庫数量、在庫金額を帳簿に記録したりします。 こういった事務仕事全般を指す。
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