私はグラフィックデザイナーを目指しています。 美大でグラフィックを専攻しています。 電通や博報堂に入社するのが一…

Question

私はグラフィックデザイナーを目指しています。
美大でグラフィックを専攻しています。

電通や博報堂に入社するのが一番の夢だったんですが、どうも自分の作風では無理な気がしてきました。私はどんな作品を作っても、
「イラスト寄り」になってしまいます。
可愛くなってしまうんです。
自分ではそんなつもりはないのに、気がついたらイラストちっくな作品ばっかりです。
イラストがまぁまぁ得意なので、そっち寄りにした方がクオリティが上がるからかもしれません。
でも、イラスト寄りではあるけど、いつもクオリティの高いものを仕上げているつもりです。

考えてみると、電通などの広告会社の作品を見てみると、かっこいいものばかりだと思います。
どっちかっていうと、男の人がつくったような作品が多い気がします。
個性が強烈、とかではなくて、一般的に観て「おぉっ」と思うような・・・。

こんな私は広告会社向けではないんでしょうか・・・？

補足

グラフィックデザイナーにとって、「絵が描ける」ことはあんまりプラスにはならないんでしょうか？
ソフトを使って描いていますが・・・。

Answer 1

デザイナー歴11年です。
ちょっと厳しいことを言わせてもらいますね。
デザイナーという職業はアーティストではありません。
かわいい広告、かっこいい広告ばかりが仕事ではありません。自分のやりたいことが仕事としてくるわけではないのです。
スーパーのチラシや企業の案内ハガキ、バーゲンのポスター、新聞や雑誌に載っている広告等いろいろありますよ。
ほんとに「おぉっ」って思えるかっこいい広告やかわいい広告が作れるのはごく一部です。
電通や博報堂は大手ですが、そこでもかっこいい広告にたずさわるまでいろいろ地道な経験なくしては仕事を任せてはもらえないでしょう。もしすぐに仕事をまかせてもらえると思っているのでしたら、きっと大手の広告会社に就職するのはつらいと思いますよ。

ただイラストがかけることは武器の一つになります！
でもそれだけではダメなんです。企業からはいろいろな要望がきます。
だから今のうちにかわいい広告だけでなく、いろいろなデザインができるようにたくさんのものを見て、勉強して下さい。
ちなみに私の考えるクオリティは３つあります。
１：クライアント（顧客）の求めるものを読み、制作すること。
　自分の作品を作るわけではないので、時には納得のいかないこともあります。
　でもお金を出しているのは企業の方なのです。
２：限られた時間で対応すること。
　時間をかければいいものはできます。
　限られた時間内でいいものを作るのがプロです。
　終電徹夜はあたりまえ！くらいに思いましょう。
３：デザイン以外の知識をもつこと。
　印刷物なら印刷に適したデータを作成できなければなりませんし、
　誰かに指示するにも知識がなければ指示はできません。

厳しいことをかきましたが、デザイナーになりたいのなら就職してまず３年間は頑張りましょう。
そこからです。

Answer 2

かっこいいとかより、マーケティングができたほうが広告会社に向いているかと。
なぜ「おぉ」と思うかというと、ターゲットに商品コンセプトを一瞬で伝えるからです。

大概３秒が勝負です。

商品のターゲットが何歳で生活圏はどこで、どういうものを受け入れるのか、
商品の魅力はなんなのか、
を分析し、コピーやグラフィックに置き換えられるひとが優秀な広告デザイナーです。

うまい絵を描けるひとではありませんよ。