日系企業の現地採用の待遇・年収は、現地の国内企業の収入・待遇と同じ基準になります。 だから、日本よりも給料が高い国では(めったにありませんが)高く、安い国では安いです。 タイや中国などアジアでは、現地人より少しいいだけ、と聞いています。生活はできても給料自体が安いので、日本に里帰りするお金がないとか。 北米では、就労ビザが欲しい求職者が多いので買い手市場になり、一般的に米企業よりも安く待遇は悪い(特に専門職では)と言われています。 欧州では就労ビザが取得しにくいので、日本人の現地採用は少ないです。 バイリンガルや日本語を話す人が欲しい日系企業では、駐在員を派遣するより安く雇える日本人の現地採用を増やしたいという意向のようですが(駐在員を一人派遣すると、住宅手当や海外手当だど現地採用の給料の3~10倍の費用が掛かるそうです)、就労ビザがネックになって採用が難しい国も多いです。 また、現地化を目指していても、日本から派遣される駐在員が必ず上司になり、現地社員に昇進の機会が少ない日系企業が多いため、有能な人材ほど離職するという話も聞きます。 転職の盛んな国では、有能な人材は辞めていき、クビを切らない日本企業の風潮のせいで、他では勤まらない無能社員だけが残ってしまった吹き溜まりのような日系企業もありますしね。 現地採用の日本人は、給与と権限に格段の差があるのに「日本人だから」と駐在員並みの仕事を要求されるとか、駐在員並みに働いても現地待遇で昇給・昇進しないとか、いいように使われて駐在員に本社に報告され成果を横取りされるとか、日本語の分を余分に押し付けられるのに現地人と同じ給料とか、愚痴が一杯ありますね。 そこそこ待遇が恵まれている中間管理職でも、日本のやり方を押し通す駐在員上司と自己主張の激しい現地人部下との板ばさみになっている人も・・・。 現地採用の日本人で、満足している人には残念ながら会ったことがない。駐在員と現地社員の間には深くて長い川がある・・・(笑)。 「海外で働けるのが幸せ」と思って日本を出てきたはずなのに、人間って我侭なんですね。 アメリカでは「英語と学歴と専門があれば、後悔するから日系には勤めるな」という忠告をよく聞きます。 私は専門職として日本で働き、その後アメリカで日系企業と米系企業の両方に勤めましたが、どっちにも一長一短あると思いますが…。 それから、外資では働いたことがないので分かりません。
なるほど:2
< 質問に関する求人 >
日系企業(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る