解決済み
陸上自衛隊として入隊すると、陸上レンジャー以外は受けれないのでしょうか?
今は、レンジャー課程が一番気になります。 レンジャー課程のことを詳しく教えてもらえますか?
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レンジャー課程は、普通科連隊や第一空挺団等にある教育のことですが、レンジャー課程以外にも様々な教育がありますよ。どんな資格に興味があるのか「補足」にでも書いてもらえれば、詳しく回答します。 【補足】 私は第一空挺団に居たので、空挺レンジャーについて書きます。 〇他の普通科連隊との違い 普通科連隊は陸士でもレンジャー課程を受けられますが、空挺レンジャー課程は「基本降下課程を修了し、かつ、三曹以上」でなければ受けることができません。空挺レンジャー課程では落下傘降下訓練があるので、当たり前なんですが。また、空挺レンジャー課程には航空自衛隊からの参加もあるんです。これも、他のレンジャー課程と大きく異なる点ですね。 〇空挺レンジャー課程には検定がある 今はどうなっているかわかりませんが、私の在隊中は検定がありました。確か「2㎞のハイポートを10分以内」だと思いました。約3.5㎏の89式小銃を持ちながら、戦闘服と空挺靴を履いて走ります。空挺団に所属している隊員なら、それ程苦にならないレベルだと思いますが楽ではないです。私が所属する部隊の先輩がこの検定に落ちてしまい、中隊長から「何やってんだ、ドあほうっ!」って怒鳴られていました。 〇訓練について レンジャーなので実戦的な訓練もします・・・が、戦闘訓練がメインであれば、あれ程キツくはなりません。レンジャー課程の主旨は「肉体的、精神的に極限まで追い詰める」ことです。助教(空挺教育隊の教官)は、追い詰め方を熟知しています。 ・レンジャー課程前半での駐屯地での訓練では、1日の終わりにハイポートをさせる。食堂や売店がある約200mある道をダッシュさせ、遅れる隊員には容赦なく罵声を浴びせ、それでも遅れてしまう隊員には蹴りが飛ぶことも・・・。 ・レンジャー課程の仕上げは「富士での行軍」。1日4時間程の睡眠時間で、7日間歩きっぱなしで食糧は3日分のみ。 ここに書いたのは、ほんの一例です。まだまだ、キツイことがあると思います。 〇裏話 助教の追い詰めをマジメに受けてはいけません。「キツそうなフリをして、いかに体力を温存するか」、「助教の目を盗んで、与えられる食糧以外にも食糧補給ルートを確保する」ことが重要です。隊員によっては3日分の食糧で7日間歩き続ける人もいるでしょうが、そんなことをしたら、間違いなく体が弱ります。なのでスタミナがつく食べ物を持っておきます。たとえば「弾納の隙間にカロリーメイトやスニッカーズを入れておく」、「水筒の水は常に満水にしておく」とか。 一応、これくらいにしておきます。上限の2000文字を超えるくらい書けそうなので。あなたがこれからレンジャーを受けたいのであれば、「空挺レンジャー」をおススメします。陸上自衛官として箔が着きますので!また、裏話の内容を覚えておいて、実際にレンジャー課程になったら、是非、実施してみて下さい。
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